2012年5月9日、國際金融報(bào)によると、蘇寧電機(jī)の子會(huì)社である日系の家電販売チェーン?ラオックスは今月25日、上海市に旗艦店第1號(hào)をオープンする。中國市場(chǎng)の店舗としては、昨年末に江蘇省南京市で開店した第1號(hào)に続く第2號(hào)店舗となる。計(jì)畫によると、今後は北京市や天津市など6都市で30店舗を開店する予定という。人民網(wǎng)日本語版が伝えた。

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ラオックスは中國市場(chǎng)に真っ先に進(jìn)出した外資系家電チェーンではない。すでに米國系のベスト?バイやドイツ系のメディア?マルクトが相次いで中國市場(chǎng)に進(jìn)出しているが、情況はいずれもそれほど楽観的なものではない。ベスト?バイが採用したのはダブルブランド戦略で、株式を保有する家電チェーンブランド?五星電器によって中小都市市場(chǎng)を占拠し、ベスト?バイブランドによって主に大都市を攻めた。だがこの戦略は失敗し、昨年2月には9つの中國店舗が閉店に追い込まれた。

メディア?マルクトは富士康（フォックスコン）とドイツ最大の小売企業(yè)グループ?メトロが合弁設(shè)立した家電チェーンのブランドだ。2015年までに國內(nèi)店舗數(shù)を100カ所以上にするという壯大な青寫真を描くが、ベスト?バイの例をふまえ、また中國店舗オープンから半年でトップが交代したなどのマイナス材料があることを考えると、中國市場(chǎng)でどこまで発展できるかについて、市場(chǎng)からは疑問の聲も上がっている。

中國店舗が2カ所しかないラオックスは、今後どのような運(yùn)命をたどるだろうか。家電専門家の陸刃波（ルー?レンボー）さんは「ベスト?バイやメディア?マルクトは中國市場(chǎng)をよく理解しておらず、戦略がまずかったために、現(xiàn)在のような情況を招いた。だがラオックスは違う。ラオックスの発展には『中國の気候や風(fēng)土になじまない』ということはない。なぜならラオックスの中國での発展は、（地元の）蘇寧電器の差異化戦略の一部分だからだ」と話す。

蘇寧電器は09年、8億円でラオックスの株式の27．36％を取得し筆頭株主になった。（編集/TF）