2012年5月9日、香港紙?文匯報は中國とフィリピンが領(lǐng)有権を爭っている南シナ海問題に関し、「中國に剣を抜かせるな、フィリピンは瀬戸際で思いとどまれ」と題した記事を掲載した。環(huán)球時報（電子版）が伝えた。

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スカボロー礁（中國名?黃巖島）の領(lǐng)有権問題に関して、一部のメディアが「中國が最後通告を発した」と報道するなど、両國間の緊張が高まっている。同紙は、フィリピンが強硬な態(tài)度を続ける理由として、中國が軍事行動をとらないと認識していると推測。さらに、もう1つの大きな理由として、いざとなれば米國が頼りなるとフィリピンは誤解していると指摘した。

米國はすでにアジア回帰を宣言しており、フィリピンはこれを頼りに南シナ海で波風(fēng)を起こし、問題を大きくしている。しかし、フィリピンは狀況判斷を誤っている。米國はフィリピンのために中國と開戦することはないだろう。なぜならば、米國の世界戦略の中において、フィリピンの地位は取るに足らない程度のものだからである。

米國にとってグローバルな観點からの問題には、北朝鮮とイランの核問題や中東問題などがある。さらに、今や米中関の戦略的な利益は多く、巨大になっている。従って、米國が自國の利益を犠牲にしてフィリピンのために戦うことは有り得ない。

中國は直接的な交渉や友好的な話し合いを通じて問題を処理したいと考えているが、フィリピンは中國の善意を取り違えている。今回の事件について、戦術(shù)的な面から考えると、フィリピンは第一撃をすでに放ち、中國の主権と領(lǐng)土を犯し、中國漁民の合法的な権益を侵害している。

同紙は「中國は今まさに準備を終え、剣を抜こうとしている。フィリピン當(dāng)局は瀬戸際で思いとどまり、火遊びは止めるべきである」と忠告している。（翻訳?編集/HA）