中國(guó)外交部の耿爽報(bào)道官が11日に行った定例記者會(huì)見では、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)との會(huì)談のために10日にシンガポールに到著した北朝鮮の金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨委員長(zhǎng)が中國(guó)國(guó)際航空の旅客機(jī)を利用したことについて、繰り返し質(zhì)問が出た?！纲M(fèi)用はどちらが出したのか」の問いに、耿報(bào)道官は回答しなかった。

金委員長(zhǎng)は5月に中國(guó)?大連を訪問した際に利用した自國(guó)保有の黨?政府専用機(jī)は、舊ソ連で開発されたイリューシン62（Il－62）だ。Il－62の初飛行は1963年で運(yùn)用開始は67年。生産は1993年に終了している。航続距離は5000キロメートルで、北朝鮮の平壌（ピョンヤン）からシンガポールまでの距離の約4800キロメートル以上はあるが余裕に乏しく、長(zhǎng)距離飛行の経験もなく、さらに舊式の機(jī)體であるなど不安が大きいことから、シンガポール行きに際して金委員長(zhǎng)は搭乗しなかったと見られている。

10日には、まず北京を早朝に出発した中國(guó)國(guó)際航空のB－747が平壌に到著し、午前8時(shí)半ごろに平壌を出発して中國(guó)上空を南下してシンガポールに向かった。平壌からは中國(guó)國(guó)際航空機(jī)とは別に北朝鮮最高VIP専用機(jī)のIl－62と、北朝鮮保有の輸送機(jī)であるIl－76がシンガポールに向かった。

11日に行われた中國(guó)外交部の記者會(huì)見では、金委員長(zhǎng)が中國(guó)側(cè)の航空機(jī)を用いたことについての質(zhì)問が繰り返し出た。耿報(bào)道官は「朝鮮（北朝鮮）側(cè)の求めにより、中國(guó)の航空會(huì)社が朝鮮代表団がシンガポールに向かうためのサービスを提供した」と説明。続けて「朝鮮側(cè)の求めだったのか、中國(guó)が主導(dǎo)的に提供したサービスだったのか」との質(zhì)問が出ると、「あなたは私が今言ったばかりの回答を聞かなかったのか？」といらだちを示し、「朝鮮側(cè)の求めだ」と述べた。

記者側(cè)からはさらに、「その航空機(jī)についてですが、中國(guó)側(cè)が朝鮮側(cè)に（無(wú)償で）貸與したのですか。それとも中國(guó)側(cè)はチャーター機(jī)として関連費(fèi)用の支払いを受けたのですか」と、「はぐらかさないでほしい」との念を押した質(zhì)問が出た。

耿報(bào)道官は「私の回答は先ほどと同じだ。朝鮮側(cè)の求めに応じて、中國(guó)の航空會(huì)社が朝鮮代表団がシンガポールに向かうためのサービスを提供した」と述べ、費(fèi)用問題については觸れなかった。（翻訳?編集/如月隼人）