2018年6月12日、韓國?聯(lián)合ニュースは、米朝首脳會(huì)談の陰で大活躍したある「人物」について報(bào)じた。

記事が注目したのは、北朝鮮の金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨委員長(zhǎng)の唯一の妹?金與正（キム?ヨジョン）黨第1副部長(zhǎng)。シンガポールのカペラ?ホテルで開かれた米朝首脳による共同合意文の署名式では、金委員長(zhǎng)のそばに立ってペンのキャップをとり、合意文を開くなど兄を助けた。この前に開かれた晝食會(huì)にも參加して「世紀(jì)の核談判」に挑む金委員長(zhǎng)をサポートしていたという。一方、米國側(cè)はこの役割をマイク?ポンペオ國務(wù)長(zhǎng)官が擔(dān)當(dāng)した。

記事はまた、北朝鮮のロイヤルファミリーの一員である金與正黨第1副部長(zhǎng)について「金正恩委員長(zhǎng)の最側(cè)近として誰よりも率直にコミュニケーションをとれる『メッセンジャー』」と伝えている。

北朝鮮メディアで初めて実名が出たのは14年3月で、第13期最高人民會(huì)議代議員選挙投票所で金委員長(zhǎng)に隨行。2年後に開かれた黨中央委員會(huì)第7期1回総會(huì)で黨中央委員に名を連ねた後、昨年10月には黨第2回総會(huì)で北朝鮮権力の核心である政治局候補(bǔ)委員にも入った。

國際外交の舞臺(tái)に初めて登場(chǎng)したのは、今年2月の平昌（ピョンチャン）冬季五輪の高官級(jí)代表団で韓國を訪問した時(shí)。特使資格で文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)に會(huì)い、金委員長(zhǎng)の親書や公式訪朝招請(qǐng)の意思を伝えるなど南北首脳の會(huì)談を取り持ったそうだ。その後も南北首脳會(huì)談や中朝首脳會(huì)談など主要行事に現(xiàn)れるなど、今年に入り朝鮮半島の非核化と平和定著に向けた北朝鮮指導(dǎo)部の行動(dòng)に欠かさず姿を見せている。

なお金委員長(zhǎng)は文大統(tǒng)領(lǐng)との初會(huì)談の際、自身の妹について「今後、南北関係で重要な役割を果たすだろう」と述べたとのこと。

これを受け、韓國のネットユーザーからは「與正秘書お疲れさまです。これからも頑張って」「秘書というよりナンバー2の権力」「勇敢な兄と妹」「派手でもなく、目立ちもせず、柔かく笑っているけど、仕事ぶりは米國務(wù)長(zhǎng)官を相手にするほどすごいようだ」「金與正は北朝鮮のハト派（＝穏健派）のようだ。もっと活躍してほしい」「韓國ではスター級(jí)」など、金與正黨第1副部長(zhǎng)関連のさまざまなコメントが寄せられる中、「腹違いという理由で無殘に亡くなった金正男（キム?ジョンナム）が思い出される」との聲も上がった。（翻訳?編集/松村）