2012年5月14日、中國(guó)?北京で開(kāi)かれた日中韓首脳會(huì)談で、3カ國(guó)の自由貿(mào)易協(xié)定（FTA）の交渉を年內(nèi)に開(kāi)始することで合意し、「日中韓投資協(xié)定」に署名したことを受け、香港紙?文匯報(bào)は「日中韓FTAの構(gòu)築は困難もあるが、チャンスの方が多い」と指摘した。

【その他の寫(xiě)真】

日中韓のFTA締結(jié)について、その難度を過(guò)小評(píng)価すべきではない。利益上の衝突もあるし、米國(guó)からのけん制も必至だからである。だが、3カ國(guó)が一致団結(jié)して障害を排除し、具體的な成果を挙げることによって互いの信頼を深めていけば、かなり希望が持てるだろう。

同じ北東アジアに位置する3カ國(guó)の人口と経済規(guī)模は全世界の22％を占め、北米、歐州とともに世界3大経済圏に數(shù)えられる。だが、経済一體化の深度と範(fàn)囲は歐州や北米の足元にも及ばない。ASEAN（東南アジア諸國(guó)連合）や南米と比べても遅れている。

FTAを構(gòu)築し、経済面でともに協(xié)力して利益を得ることは、政治的な相互理解や信頼にもつながる。長(zhǎng)年の懸案である歴史問(wèn)題の解決にも大きな助けになるはずだ。だが、3カ國(guó)の経済は特徴がよく似ており、ライバル関係といってよい。たとえば、中國(guó)の農(nóng)産物が日韓市場(chǎng)に入れば大きな打撃となり、反対に日韓の鉄鉱や自動(dòng)車(chē)は中國(guó)の関連産業(yè)の発展に影響を及ぼすことになる。

さらに大きな障害は日米、日韓同盟の存在だ。日本と韓國(guó)が米國(guó)から何らかの制約を受けることは必至である。米國(guó)はアジア回帰を宣言し、中國(guó)を除外した環(huán)太平洋戦略的経済連攜協(xié)定（TPP）の動(dòng)きを活発化させ、東アジアの協(xié)力関係の深化を妨げようとしており、これが、日中韓FTAの進(jìn)展に暗い影を落とすことになるだろう。

中國(guó)側(cè)は日韓と隣接する山東省にモデル地區(qū)を設(shè)け、自由貿(mào)易區(qū)として試験的に運(yùn)営していくことを提案している。このように具體的な協(xié)力を通じて成果を挙げ、3カ國(guó)の経済がともに発展?繁栄していけば、FTAの締結(jié)も自然に成就するに違いない。（翻訳?編集/NN）