2012年5月25日、英紙フィナンシャルタイムズは、中國に広がりつつある外國人バッシングについて取り上げた。BBC中國語サイトが伝えた。

【その他の寫真】

15日から北京市では「三非外國人」（不法滯在、不法就労、不法入國）の摘発キャンペーンが始まった。さらに機(jī)を同じくして、中國中央電視臺(tái)（CCTV）の司會(huì)者?楊鋭（ヤン?ルイ）氏がマイクロブログで「外國のあばずれ女をたたき出せ。アルジャジーラ中國支局を閉鎖しろ。中國を悪魔のように描く奴らを黙らせ、たたき出せ」とマイクロブログに書き込んだ。

また酔った英國人男性が中國人女性に亂暴しようとして付近の通行人に毆られた動(dòng)畫、ロシア人バイオリニストが列車內(nèi)で中國人女性を罵る動(dòng)畫がネットにアップされ、話題となった。今、中國には外國人バッシングの空気が広がりつつある。

記事は外國人バッシングは中國人の戸惑いが原因だと指摘している。日本を抜き世界第2位の経済大國になった今、中國人は自分たちにふさわしい役割を見つけられていない。それは一般市民だけではなく政府指導(dǎo)者も同じだ。09年、メキシコを訪問した習(xí)近平（シー?ジンピン）國家副主席は「一部の外國人は腹いっぱい食って、やることがない。だから中國にあれこれ指図する」と発言し、話題となった。

だが、世界からどのように見られているかを気にすることのない外國人バッシングは、中國と世界の関係を損なう可能性があると記事は警告している。（翻訳?編集/KT）