2012年5月28日、中國で青少年を中心としたインターネット依存癥が社會(huì)問題化する中、ネット依存癥治療の専門家として著名な大學(xué)教授が、あるオンラインゲームを稱賛したことが爭(zhēng)議を呼んでいる。南方日?qǐng)?bào)の報(bào)道。

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華中師範(fàn)大學(xué)の陶宏開（タオ?ホンカイ）教授は21日、広東省深セン市で行われたあるオンラインゲームの“品評(píng)會(huì)”に出席。インターネットへの過度な依存に反対している立場(chǎng)のはずだが、この席で件のゲーム作品を「健康的で、青少年に正しい価値観を與える」と評(píng)した。

これまで一貫してインターネットが若者に及ぼす負(fù)の影響を説き、ネット愛好者を“精神的麻薬”とまで呼んでいた教授のこの発言に、インターネット界は當(dāng)然のごとく、騒然となった。中には「メーカーから多額の宣伝費(fèi)を受け取っている」と疑う向きも。陶教授は27日、この疑惑に対し、「ほんの少額の労働報(bào)酬を受け取っただけ」と説明し、自身は決してオンラインゲーム全般をおしなべて否定しているわけではなく、一部の有害な作品を批判しているだけだと、理解を求めた。

その陶教授をして「すばらしい」と言わしめたゲームの內(nèi)容だが、彼はミニブログでその內(nèi)容について説明している。それは「中國人民が一致団結(jié)して侵略者の日本に立ち向かった歴史を表現(xiàn)しており（中略）、日本の帝國主義による中國侵略の本質(zhì)を理解し、危険や困難を恐れずに敵に立ち向かった抗日戦士たちの勇気を疑似體験するもの」とのこと。遊びを通じて教訓(xùn)を?qū)Wび取る健康的なゲームと定義している。

教授が問題視しているのは、現(xiàn)実からかい離したファンタジーの世界を舞臺(tái)としたゲームだという。バーチャルな世界に耽溺すると、精神的に未熟な子供たちの目には現(xiàn)実が退屈で醜悪なものに映り、物事や他人をネガティブにとらえる習(xí)慣がついてしまうというのがその主張だ。

なお、今回の品評(píng)會(huì)に出席した理由は「宣伝のためではなく、作品の評(píng)価を行うため」であり、メーカーから受け取った報(bào)酬額については具體的數(shù)字を明かせないものの、「ごく少額である」としている。(翻訳?編集/愛玉)