<レコチャ広場>新たな景気刺激策は中國を日本式の「失われた30年」に陥れる

Record China    2012年5月30日(水) 7時8分

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29日、中國の著名な経済學(xué)者、郎咸平氏は「新たな景気刺激策は中國を日本式の大不況に陥れる?」と題した記事を中國のブログサイトに掲載した。寫真は上海。

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2012年5月29日、中國の著名な経済學(xué)者、郎咸平(ラン?シエンピン)氏は「新たな景気刺激策は中國を日本式の大不況に陥れる?」と題した記事を中國のブログサイト?騰訊博客に掲載した。以下はその內(nèi)容。

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23日に開催された中國國務(wù)院常務(wù)會議で、構(gòu)造的減稅政策の継続や內(nèi)需拡大の推進(jìn)などを盛り込んだ安定成長のための11項目が示された。情報筋によると、これに続き、財政?通貨?産業(yè)に関する具體的な新政策も相次いで公布される。要するに、これは新たな景気刺激策を打ち出すという號令だと解釈できるが、効果はさほど期待できないと筆者は考える。

我々は冷酷な現(xiàn)実を直視しなければならない。中國経済の高度成長を支える方法はただ1つ、大規(guī)模な固定資産投資だ。輸出も內(nèi)需も全く當(dāng)てにならない。新たな景気刺激策は中國を日本式の大不況に陥れるだろう。鉄道部から地方政府に至るまで、中國経済はすでに深刻な債務(wù)危機(jī)に陥っている。鉄道部は中國経済の発展モデルの縮図といってよい。

筆者は早くも2011年の春節(jié)(舊正月)に鉄道部の財政は危険な狀態(tài)だと警鐘を鳴らしていた。もっとも、當(dāng)時の鉄道部はまだ「大躍進(jìn)」の真っただ中で、誰も筆者の話には耳を貸さなかったが。鉄道部は「政府に8000億元(約10兆210億円)の支援を求めた」との報道を「全くのデマ」と否定したが、本當(dāng)にデマなのかどうか疑わしい。

普通に考えて常に手元に運(yùn)転資金を殘しておくのは常識だろう。開発も1つのプロジェクトの投資回収が済んだ時點で、次のプロジェクトに取り掛かる。手元の資金をすべて投じて同時に10數(shù)件のプロジェクトを進(jìn)め、資金繰りに困ったらあちこちに借りに行くなんてことはあり得ない。そんなことはMBAを持っていなくても分かることだ。

皆さんは當(dāng)時の日本経済の過熱ぶりを覚えているだろうか?言っておくが、今の中國とほぼ同じ狀況だ。日本のように「失われた30年」に陥らないためにも、我々はケインズ主義を踏襲すべきではない。日本の失敗は簡単な道理を教えてくれている。それは、財政刺激策も低利率も國債発行も、全く効果がないということだ。

経済周期は、冬が來れば必ず春が來るという四季のようにはいかない。厳冬期の後に氷河期がくる可能性もあるのだ。昨今の大不況は過去數(shù)年にわたる「大躍進(jìn)」のツケが回ってきたもの。これを相変わらずの方法で脫しようとすれば、その先には必ず日本式の「失われた30年」がやって來ると斷言する。(翻訳?編集/NN)

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