Record China 2012年5月31日(木) 13時35分
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29日、在日中國大使館の1等書記官に対するスパイ疑惑を受け、中國の軍事評論家、趙楚氏が「スパイ戦は中日間に小規(guī)模な冷戦を引き起こす」と題した記事を中國のブログサイトに掲載した。寫真は北京の中國外交部。
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2012年5月29日、在日中國大使館の1等書記官に対するスパイ疑惑を受け、中國の軍事評論家、趙楚(ジャオ?チュー)氏が「スパイ戦は中日間に小規(guī)模な冷戦を引き起こす」と題した記事を中國のブログサイト?網(wǎng)易博客に掲載した。以下はその內(nèi)容。
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在日中國大使館の1等書記官によるいわゆる「スパイ事件」が日本で大々的に報じられている。なんとも奇妙な現(xiàn)象だ。時代の流れに逆行した冷戦式の報道が、なぜこの時期に?これは一般的なスパイ報道とは訳が違う。日中関係が多難の時代に突入したことを暗示するものだ。両國政府はついこの間、東シナ海における危機管理體制の構(gòu)築を話し合ったばかりではないか。全く矛盾している。
今さら言うまでもないが、外交官によるスパイ活動など公然の秘密だろう。それをわざわざ白日の下にさらすとは。そこには間違いなく政治的な意図が含まれている。これは両國の外交上の対立がエスカレートしたことを示すシグナルだ。冷戦時代、日本がこうした手法で當(dāng)時のソ連外交官を追放することは珍しくなかった。それから30年。まさか、その矛先が中國に向けられるとは。
日本がこれほど冷戦色の強い行動に出てくるにはそれなりの理由がある。中國の臺頭に対する焦りだ。両國間には重々しい歴史的なしがらみがあり、それが今のギスギスした戦略競爭へとつながっている。アジア太平洋地域のリーダーの座をめぐる目に見えない攻防。だが、どう考えてもこのままいけば中國がその座に就くのは明白だ。
そうなれば、日中関係はどうなってしまうのか。不安だけが膨らみ、中國に対する疑心暗鬼が強まっていく。今回、こうした冷戦式の常とう手段に出たのは「絶対に負(fù)けない」という意思表明なのだろう。だが、その一方で両國間には経済や貿(mào)易などで巨大な共同利益が存在する。そのすべてを壊してしまっては大変だ。
大局を維持しながら自らの悩みを解決したい。海自の練習(xí)艦をフィリピンに訪問させたり、スパイ事件を大きく報じたりといった細(xì)々とした動きこそ、日本にとって東シナ海問題で圧力をかけてくる中國に対する巧妙な反撃だったのだ。
だが、その背後に潛む巨大なリスクには気付いていないらしい。冷戦はいったん始まってしまえば、終わりにするのは難しい。今回のような冷戦式手法に出れば、必ず自分にはね返ってくるということは、少しでも歴史を知っている人なら誰でも分かること。日本人は本當(dāng)にその準(zhǔn)備ができているのだろうか?(翻訳?編集/NN)
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