2012年5月30日、中國?陝西省公安庁の副庁長が、自身の実名で使用しているミニブログに攜帯電話の番號を掲載し、「みなさんの監(jiān)視を受け入れる」としたことが話題となっている。この人物はつい先日、出稼ぎ労働者數(shù)人を集めて食事を共にしている。新京報(bào)の31日付の報(bào)道。

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陳里(チェン?リー) 陝西省公安庁副庁長は26日、「出稼ぎ労働者の兄弟たちを食事にご招待したい」とミニブログに投稿し(現(xiàn)在は削除)、実際に翌日の夜に8人の出稼ぎ労働者と夕食を共にした。メニューは、羊肉のスープにパンを浸して食べる地元の名物庶民料理だった。これは「一般庶民の聲をじかに聞きたい」という彼の心からの行為なのか、それとも人気取りのパフォーマンスなのか、物議を醸した。ただ、この日の食事に招待されたうちの3人は、「陳副庁長とは初対面だった。自分から彼のミニブログに『食事をしたい』と申し込んだ」と話しており、これが事前にセッティングされたものではないことを証明している。

陳副庁長が自身の攜帯番號を公開したのはこうした疑惑の聲に応え、「公人として一般市民からの監(jiān)視を喜んで受け入れる」という態(tài)度を表明したもの。しかし、公開から1日たった今もいたずら電話の類は1件もなかったとのこと。ただし、50件ほどのショートメールを受信したといい、その中には、これが同氏の実際の電話番號なのかを確かめるものもあったが、ほとんどは勵(lì)ましの聲だったという。また、「こうした行動(dòng)に疑問の聲が挙がるのは當(dāng)然のことであり、すべてが賛成の聲で埋め盡くされたらそれこそ問題だ」と述べた。

実際の食事で出稼ぎ労働者たちと接し、陳副庁長が感じたことは、「彼らが善良で分別のある人物であり、生活は苦しいものの、明るくたくましく生きているということ。大げさな愚癡や繰り言はほとんど聞かれなかった。中には出稼ぎ工の労災(zāi)問題について公益活動(dòng)を行っている人もいた」とのこと。昨年に開設(shè)した陳副庁長のミニブログには74萬人のフォロワーがおり、その運(yùn)営には大きなプレッシャーも感じるが、批判の聲も善意のものと受け止めているという。(翻訳?編集/愛玉)