2012年5月31日、中國?西夏王朝の文化に觸れることのできる場所として、內(nèi)陸の銀川市郊外にある西夏王陵があげられる。中國少數(shù)民族にまつわる考古史上で重要な位置を占める西夏王陵。その獨(dú)特な文化は千年の時を越え、私たちの目の前に蘇る。

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中國北西部、寧夏回族自治區(qū)の首府である銀川市は新市街と舊市街に分かれている。舊市街には史跡が多く殘り、國家歴史文化名城に指定されている。少數(shù)民族である回族が多く暮らし、イスラム文化と漢民族の文化が交わる街並みは獨(dú)特の景観を作り出している。

遙かなる昔、ここではある王朝が繁栄した。今からおよそ1000年前、中國には中原（現(xiàn)在の華北地方）にあった漢民族政権の「宋」（960年?1279年）、東北地方にあった女真族王國の「遼」（916年?1125年）、西北にあったタングート族の王國「西夏」（1038年?1227年）があった。

現(xiàn)在、西夏王朝の文化に觸れることのできる場所として、銀川市の郊外にある西夏王陵があげられる。約53平米にわたる荒野に、9つの皇帝陵と250あまりの陪葬墓が並ぶ?！笘|方のピラミッド」とも呼ばれ、中國において20世紀(jì)の大発見の一つであると言われている。また、現(xiàn)存する最大規(guī)模の王陵であり、保存狀態(tài)が完璧に近く、その規(guī)模は北京の明十三陵にも匹敵する。

西夏王陵の9つの皇帝陵はいずれも獨(dú)立した建築群。中國建築史上類を見ない、タングート族の獨(dú)特な埋葬習(xí)慣に基づいて造られている。中でも、3號陵園は敷地面積が最も広く、保存狀態(tài)が最も良い陵園であると言えるだろう。近年の研究で、ここは西夏の建國者?李元昊の墓であることが分かった。現(xiàn)在、西夏王陵は3號陵墓を中心に博覧區(qū)として開発され、博物館や美術(shù)館などが併設(shè)されている。

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