2012年5月31日、子どもが學(xué)齢に達(dá)する以前から、外國(guó)語(yǔ)や漢字、數(shù)學(xué)などを教え込む早期英才教育が中國(guó)の保護(hù)者たちの間で加熱している。スタートラインで後れをとるともう取り返しがつかないと考える両親が多いのか、しかし、こうした親の焦りが子供たちから貴重な子供時(shí)代を奪っている。新華社の報(bào)道。

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浙江省教育學(xué)會(huì)の魯林岳(ルー?リンユエ)副會(huì)長(zhǎng)は子どもの教育について、“楽しく學(xué)ぶ”がモットー。娘が小學(xué)校に入學(xué)する前は、とにかく“お勉強(qiáng)”と呼ばれる類のものは一切させなかった。しかし、娘が學(xué)校へ通い始めると、そんな考えは異端だったことに気付く。娘の同級(jí)生は英語(yǔ)やピアノなどの習(xí)い事を経験しているのがほとんどで、中には漢字2000文字をマスターしている子もいた。同じく浙江省在住のあるお母さんは、子どもを私立學(xué)校に入れようとしたが見(jiàn)事に不合格だった。その理由は「習(xí)い事の數(shù)が少ない」というもの。塾のひとつも通ったことのない子供は見(jiàn)向きもされないのだという。

學(xué)齢前の子供に対する教育に攜わって30年になる王芳(ワン?ファン)氏は、「最近の保護(hù)者たちはとても焦っている。そして常軌を逸していて、怖いくらいだ」と語(yǔ)る。まるで入學(xué)前にあらかじめ、小學(xué)校6年間のカリキュラムを済ませておこうとしているかのようだという?！副摔椁獗井?dāng)は知っているのです。子どもの素質(zhì)を伸ばすことや、心身の健やかな成長(zhǎng)のほうが大切だということは。ただ、“他の子に負(fù)ける”という恐れの前に、多くの親がひれ伏してしまう」と、その心理を分析する。

こうした親の熱心な教育方針が、逆に子供たちの意欲や興味を殺してしまうケースは少なくない。以前、浙江省は國(guó)際數(shù)學(xué)コンテストの優(yōu)勝チームを出したことがあるが、受賞後に子供のうちの1人は「もう2度と數(shù)學(xué)の勉強(qiáng)は嫌だ」とこぼしたそうだ。子供の意欲を削がずにのびのびと勉強(qiáng)してもらうために、省內(nèi)の一部の學(xué)校では期末試験を廃止したり、成績(jī)を點(diǎn)數(shù)で評(píng)価する制度を撤廃したり、放課後の補(bǔ)習(xí)クラスを禁止したりしたが、いずれも保護(hù)者達(dá)からのクレームによって、こうした試みの前途は多難だ。(翻訳?編集/愛(ài)玉)