2018年6月21日、杭州日?qǐng)?bào)は、講演のために訪中していた日本人學(xué)者が脳卒中で倒れ、現(xiàn)地病院の懸命な処置により一命を取り留めたと報(bào)じた。

記事によると、6月3日午前7時(shí)ごろ、前日に浙江省杭州市で「世界の織機(jī)?織物蕓術(shù)大展覧會(huì)」での講演を終え、間もなく帰國(guó)予定だった大阪の國(guó)立民族學(xué)博物館名譽(yù)教授で世界の織物?染物文化研究者の吉本忍氏が、朝食中に倒れた。意識(shí)はあるもののろれつが回らなくなっており、関係者の通報(bào)によって病院に救急搬送されたという。

吉本氏を診察した浙江省中醫(yī)院救急診療科の醫(yī)師は、吉本氏の右半身の動(dòng)きが悪くなっていることから脳梗塞と診斷。4時(shí)間以?xún)?nèi)に投薬して血栓を溶かさなければ命の危険が高まることから、すぐに処置を施した。

血栓は溶け、危機(jī)を脫したかに見(jiàn)えた。しかし、更なる危機(jī)が吉本氏を襲う。4時(shí)間後、ベッドで経過(guò)を観察していた吉本氏の左半身の感覚がなくなった。右の中大脳動(dòng)脈が完全に閉塞していた。今度は血栓を溶かす方法が使えず、、開(kāi)頭して血栓を取り出す方法がベストと判斷した醫(yī)師らは、手術(shù)に踏み切った。手術(shù)は無(wú)事成功し、術(shù)後1時(shí)間で吉本氏の左半身の筋力は回復(fù)したという。

その後、順調(diào)な回復(fù)を見(jiàn)せた吉本氏は12日に退院。病院を離れる際、唇をかすかに振るわせ、目に涙を浮かべながら流ちょうな中國(guó)語(yǔ)で醫(yī)療スタッフに「ありがとう、ありがとう」と感謝を示したという。（翻訳?編集/川尻）