2012年6月3日、民主化を求めて天安門広場に集結(jié)した大學(xué)生らを人民解放軍が武力鎮(zhèn)圧した「天安門事件」から23年。今の中國の若者にとって、「天安門事件」とはどのような位置づけなのだろうか？米華字サイト?多維新聞が伝えた。

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今の中國の高校生や大學(xué)生は23年前の事件をほとんど知らないといってよい。中國政府が一貫してマスコミにかん口令を敷き、當(dāng)事者を公の場に出すことを禁じてきたため、いつの間にか事件は風(fēng)化し、「天安門事件ってなに？」と真顔で質(zhì)問する若者だらけになった。

インターネット上で「天安門事件」と検索しても、全くヒットしない。事件を知る世代は被害者遺族を除き、ほとんどが口を閉ざしたまま、何も語ろうとはしない。2009年、ドイツの華字メディアが北京の學(xué)生街で大學(xué)生に事件について質(zhì)問してみたところ、答えは、「教科書では一切習(xí)っていないし、周りの同級生もみな事件のことを知らない」。

これが今の若者に共通する見解だろう。こんな聲も聞かれた。「國が発展を続けることが大事。今後もこの調(diào)子で発展するという保証があるのなら、専制だろうが、汚職だろうが気にしない」?！府?dāng)時の學(xué)生たちは尊敬する。でも、今の若者は現(xiàn)実的。同じような學(xué)生運動を起こすことはあり得ない」。

今の高校生や大學(xué)生は大半が一人っ子で、小さい頃から比較的恵まれた環(huán)境で育ってきた。そのため、現(xiàn)狀を変えたいという思いを抱くこともなく、政治や社會に対する関心も薄い。こうした風(fēng)潮に危機感を感じた山東大學(xué)の元教授が3日、仲間6人と済南市內(nèi)の公園で「天安門事件23周年記念活動」を展開したが、若者の多くは「自分とは関係ない」といった態(tài)度で立ち去っていったという。

事件を知る世代の人々はこうした現(xiàn)狀を複雑な思いで見ているに違いない。事件は23年前、確かに起きている。だが、その記憶は中國の人々の中から徐々に消し去られようとしている。（翻訳?編集/NN）