新華社などによると、河南省省都の鄭州市では7月1日に施行される「鄭州市文明行為促進(jìn)條例」により、公共の場(chǎng)所で痰吐き、排便、排尿などの行為をして、當(dāng)局関係者の「自分で清掃するように」との指示に従わない場(chǎng)合に、罰金刑が科されることになる。痰吐きなどに対する罰金が法條文に明記されるのは初めてという。

同條例によると、痰吐き、排便、排尿をして清掃指示に従わない場(chǎng)合に科せられる罰金は50元（約850円）。自転車など動(dòng)力を持たない車両を運(yùn)転して、赤信號(hào)を無(wú)視した場(chǎng)合も罰金50元。信號(hào)機(jī)がない橫斷歩道や橫斷歩道でなくとも、車道を渡る歩行者がいるのに減速しなかったり歩行者を優(yōu)先させなかった場(chǎng)合には罰金200元（約3400円）が科せられる。

同條例は、罰金を科すことが妥當(dāng)な場(chǎng)合でも、當(dāng)局側(cè)が「社會(huì)奉仕活動(dòng)」を指示して、それに従った場(chǎng)合には當(dāng)局側(cè)が罰金を免除する場(chǎng)合もあるとしている。

一部報(bào)道によると、排便や排尿については「近くにトイレがなかったらどうする。行政側(cè)は施設(shè)設(shè)置が不十分であることで生じる結(jié)果を、民衆(zhòng)側(cè)に責(zé)任転嫁するのではないか」といった疑問(wèn)の聲もある。市政府の中で道路などにおける秩序維持を擔(dān)當(dāng)する城市管理行政執(zhí)法局（城管局）の関係者は「行政側(cè)がまず関連するインフラ施設(shè)を整備する必要がある」と、ある程度の柔軟さを持った上で條例を適用することを示唆したが、一方で、條例が直接觸れていない犬の飼育にともなう問(wèn)題などについても、罰則を定める考えを示した。

犬を散歩させる際に引き綱を使わなかったり、犬を連れて公園に入った場(chǎng)合に、罰金が科せられる可能性があるという。（翻訳?編集/如月隼人）