2018年6月24日、観察者網(wǎng)は、ベトナムで発生した大規(guī)模な反中デモにより、32人が起訴されたと報(bào)じた。

ベトナム公安省のテレビ局ANTVの23日付報(bào)道によると、ベトナムでは10日にホーチミン、ニャチャン、ハノイ、ダナンなど各地でデモが発生。中でもビントゥアン省では同日午後に暴動(dòng)が起き、數(shù)千人の市民が省政府を包囲し、一部市民が警察官に石や火炎瓶を投げつけた。車(chē)両への放火や建物の破壊も行われたという。

デモは12日に収束したが、同省の暴動(dòng)により數(shù)百人の逮捕者が出た。死者は出ておらず、警察官數(shù)十人が負(fù)傷したとのことだ。警察當(dāng)局は22日までに公共秩序撹亂、國(guó)家財(cái)産破壊などの疑いで10人を、23日にはさらに22人を起訴した。

記事は、今回のデモについて「國(guó)會(huì)が近ごろ審議している『バンドン、バクバンフォン、プークオック特別行政経済単位法』草案の一部?jī)?nèi)容が原因。草案ではバンドン、バクバンフォン、プークオックの3カ所に経済特區(qū)を設(shè)置して外國(guó)からの投資を奨勵(lì)するとともに、99年間の土地借用を認(rèn)める計(jì)畫(huà)を打ち出した。法案では特に中國(guó)が出てくるわけではないが、市民らは『中國(guó)によって脅威がもたらされる』と不満を抱いた」と解説している。

そして「抗議は確かに一定の効果を生んだようで、ベトナム國(guó)會(huì)はデモ発生翌日の11日に裁決を年末まで遅らせるとともに『99年間の土地借用』條項(xiàng)を削除する意向を示した。その一方で、今回のデモはベトナムの前進(jìn)を阻害する賢明でない行為と指摘する學(xué)者もいる」とし、ボストン?カレッジ教授で政治學(xué)が専門(mén)のロバート?ロス氏が「経済発展のため、ベトナムは中國(guó)の金、中國(guó)との貿(mào)易、そして中國(guó)が提供するインフラ改善など多方面の支援を必要としている」と語(yǔ)ったことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）