2012年6月7日、中國(guó)政府公認(rèn)で性をテーマにしたお祭り「中國(guó)性文化節(jié)」が毎年開催される広東省広州市で、中國(guó)初の「同性愛者のための診療窓口」が開設(shè)され、話題を呼んでいる。羊城晩報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

3月末、広東省皮膚性病予防センター傘下の広東省皮膚病醫(yī)院が開業(yè)し、中國(guó)初の「同性愛者のための診療窓口」が設(shè)けられた。同性愛者は無(wú)料でHIV検査や性病検査が受けられる。開設(shè)から2カ月、同醫(yī)院皮膚科二區(qū)の楊立剛（ヤン?リーガン）主任は「毎月100人以上の男性同性愛者が受診に訪れます。大學(xué)生も少なくありません」と話す。

院內(nèi)ではあからさまに「同性愛者の専用窓口」とは言わず、「STD（性?。熡梅櫩凇工群簸肖欷皮い毪瑜Δ?。診療時(shí)間は毎週火曜と木曜の午後。「受診に來(lái)るのは男性同性愛者ばかりで、女性同性愛者はいません。女性は性病感染率が低いからでしょう」と楊主任。

同性愛者はHIV感染のハイリスクグループとされており、その感染率は5％に近い。梅毒など他の性病への感染率は9％を超えている。中國(guó)のHIV感染者とエイズ患者の數(shù)は増加の一途をたどっており、國(guó)連エイズ合同計(jì)畫（UNAIDS）と世界保健機(jī)関（WHO）、中國(guó)衛(wèi)生部の合同専門家グループは、2011年末時(shí)點(diǎn)の累計(jì)は78萬(wàn)人との推計(jì)を発表している。

広州は同性愛に寛容な街で、カミングアウトする人も増えている。楊主任は「初めての受診でも、自分からゲイだと言ってくる患者さんは多いですよ。もっとも、ゲイと認(rèn)めなくても肛門検査すればすぐに分かりますが」と語(yǔ)る。

懸念されているのが、男性同性愛者は頻繁に戀人を代える人が多いということ。萬(wàn)が一、HIVに感染していた場(chǎng)合、どんどん拡散させることになる。中には関係を持った人數(shù)が500人を超えるというツワモノも。彼らはコンドームをつける必要性は認(rèn)識(shí)しているようだが、本當(dāng)につけているかどうかは未知數(shù)であることから、楊主任は「まずは安全な性行為」を呼び掛けている。（翻訳?編集/NN）