2012年6月7日、捜狐は記事「岡田武史監(jiān)督が中國サッカーのキーポイントを指摘＝選手は現(xiàn)狀に満足して向上心がない」を掲載した。

【その他の寫真】

日本の名將が中國サッカーに何をもたらすのか、中國メディアも注目している。中國中央電視臺のアナウンサー?劉建宏（リウ?ジエンホン）は「岡田武史がやって來た。単に杭州緑城のレベルアップだけではなく、彼から何らかの先進(jìn)的な理念を?qū)Wぶことを期待したい」とコメントした。

無得點(diǎn)での1敗1分という開幕2試合を終えた後、岡田監(jiān)督はインタビューに答え、「みな現(xiàn)狀に満足しすぎている。さらにレベルアップするためにもっと努力するべきだ。若い選手がさらに優(yōu)秀な選手となれるかどうかは、自分自身にかかっているのだから」と話している。

中國式の厳格な管理から一転、自主性を重んじる方針に変更したことで戸惑いも生まれたという。部屋をチェックされたり、パソコンを沒収されたりすることもない。規(guī)律が亂れ練習(xí)に遅刻し、トップチームからの降格を言い渡された選手もいた。

成績が振るわない中、方針を転換するべきか、戦術(shù)を変更するべきかと話し合ったこともある。だが、岡田監(jiān)督率いるスタッフは従來の路線を貫徹することを選択した。杭州緑城は勝利に恵まれず、ついに最下位に転落した。第8節(jié)の大連実徳戦を引き分けで終えた岡田監(jiān)督はこう語っている。

「私は自分の地位を守るために妥協(xié)することはない。しかしチームと選手を守るためには妥協(xié)する。チームの成績は理想的なものでなかろうと、選手がついてきてくれる限り、自分から辭めることはない。今、成績はどん底だが、選手もスタッフも支持してくれている。私は一人、逃げ出すことはできない。たとえ日本に逃げ帰り、孫たちと暮らすほうが楽だったとしても、だ。そんなことはとてもできない。こんな素晴らしいチームにいるのだから」

このコメントがあった試合の次節(jié)から岡田監(jiān)督率いる杭州緑城は4連勝し、5位という好位置でリーグ中斷期間を迎えている。（翻訳?編集/KT）