2018年6月29日、中國が「超高速鉄道」を開発へと中國メディアが伝えている。高溫超伝導(dǎo)リニアと真空チューブを組み合わせたシステムで、最高速度は音速を上回る時速1500キロ。試験ラインの建設(shè)が進められており、早ければ21年4月にも試験速度1500キロの実現(xiàn)を目指す、としている。

真空チューブ式列車は、電気自動車（EV）の米テスラ?モーターズを創(chuàng)業(yè)したイーロン?マスク氏が提唱した。理論的には、外気から遮斷して真空狀態(tài)にしたチューブの內(nèi)部では摩擦力や空気抵抗がゼロとなり、わずかなエネルギーで列車などの物體が高速で移動できるようになる。宇宙空間のイメージだ。

中國網(wǎng)によると、19日に開かれた2018年世界交通運輸大會「高速鉄道技術(shù)発展フォーラム」で、西南交通大學(xué)首席教授の張衛(wèi)華氏は科技日報の記者に「中國版超高速鉄道は『高溫超伝導(dǎo)リニア＋真空チューブ』技術(shù)を採用する。すでに時速1500キロのフィジビリティスタディーに著手している」と話した。

西南交通大學(xué)が擔(dān)當(dāng)する「マルチモード接続レール交通動的模型試験プラットフォーム」は、各種低気圧環(huán)境を想定できる全長1500メートルの真空チューブ內(nèi)で、異なる磁気浮上モードやスケールの列車の運行試験を?qū)g施できる。高溫超伝導(dǎo)リニアモードを含め、試験速度は超音速に達し、計算上は時速1500キロになるという。

張氏は「抵抗、パンタグラフ、騒音などの制限により、車輪レール交通技術(shù)の時速の限界は時速600キロとなっている」と指摘?！父咚佶辚衰ⅴ飑`ル交通が今後、レール交通技術(shù)の発展の主な方向になる」「磁気浮上＋真空チューブがつくり出す低抵抗運行環(huán)境が、未來の高速鉄道の速度を効果的に上げることが実験室內(nèi)で実証済み」などと強調(diào)している。

真空チューブ高溫超伝導(dǎo)リニア模型車試験ラインは成都市で建設(shè)中。この新しい試験ラインは直徑4．2メートル、長さ140メートルの特性チューブで、実験車両の底部は特製の高溫超伝導(dǎo)材料を用い、液體窒素がつくる低溫を利用し超伝導(dǎo)?リニアの効果を発揮する。浮上高度は10ミリ、荷重は200キロという。張氏は「プラットフォームは今年9月に國から承認されると思う。工期は約31カ月」と説明している。

日本が27年に開業(yè)を目指して建設(shè)中の中央リニア新幹線の最高速度は、時速500キロ。品川―名古屋間を最速40分で結(jié)ぶ計畫だ?！赋咚兮煹馈工胜樗獣r間は一気に十?dāng)?shù)分に短縮されるが、開発はほんの緒に就いたばかり。安全面などの問題も多く、夢の実用化までにはまだまだハードルが高そうだ。（編集/日向）