南京市は古くから長(zhǎng)江流域?華南の中心地で、江蘇省の省都でもあり「中國(guó)四大古都」の一つといわれ、近年では中華民國(guó)政府首都ともなった。高速鉄道南京駅は玄武湖の北にあり、地下鉄1號(hào)線南京駅から鼓樓駅で降りて西、鼓樓公園方向に行くと、南京市北京西路3號(hào)（鼓樓西南角一帯、1～3號(hào)）に武裝警察大隊(duì)南京支隊(duì)がある。この付近は、現(xiàn)在は一般人立入禁止區(qū)域となっている。

【その他の寫(xiě)真】

ここに1930年～45年の間、南京大日本帝國(guó)大使館があった（敷地8495平米、南京一號(hào)建築物：寫(xiě)真1?2）。日中戦爭(zhēng)前から終戦までの南京公使館（その後の大使館：寫(xiě)真3）?総領(lǐng)事館の歴史を下記に示す。南京には、中華民國(guó)との外交窓口になる大使館と邦人保護(hù)と通商関係援助のための総領(lǐng)事館（寫(xiě)真4）と二つの日本國(guó)政府機(jī)関があった。（寫(xiě)真5）は工事中に見(jiàn)つかった當(dāng)時(shí)の大使館租界石碑である。

?1925年12月26日、舊満州出兵に対する抗日運(yùn)動(dòng)が公使舘前で発生。

?1926年05月30日、金陵大學(xué)?東南大學(xué)他による五卅事件1周年運(yùn)動(dòng)が発生。

?1935年05月17日、公使舘から大使館に昇格。

?1935年12月09日、學(xué)生運(yùn)動(dòng)起こる。

?1936年06月10日、南京中學(xué)學(xué)生連合五卅中學(xué)部分子生がデモ。

?1937年07月07日、日中戦爭(zhēng)勃発時(shí)、総領(lǐng)事館は白下路にあった。

?1937年12月13日、中正路（白下路）の総領(lǐng)事館を大使館隣に移す。

?1939年06月10日、南京総領(lǐng)事館にて砒素入り毒酒事件が発生。

?1940年03月30日、偽國(guó)民政府成立後、「大日本帝國(guó)大使館」増?jiān)O(shè)

?1945年08月15日、終戦。

中華民國(guó)南京國(guó)民政府（1940年成立）の首相だった汪兆銘は親日家（漢奸）といわれ、中國(guó)史上最?lèi)櫎螇訃?guó)奴と稱(chēng)される。果たして彼が心から売國(guó)奴であったか、うわべだけの親日家だったのかは、後世の歴史學(xué)者が証明するとして、日本軍を利用してでも中國(guó)國(guó)民に一刻も早い平和な暮らしを希求したと解釈できないことはない。

彼は、1944年11月10日に名古屋大學(xué)醫(yī)學(xué)部で死去するが、その後ここ南京の中山陵西南梅花山で孫文と同じく葬られた。しかし戦後は漢汗として死後処罰され、1946年1月21日には墓を暴かれた。死後1年2カ月だったが、防腐剤処理をされていたため腐亂しておらず、遺體はこの清涼山の火葬場(chǎng)にて焼卻、墓は爆破されたという。彼の妻は監(jiān)獄に送られたが、最後まで夫の過(guò)失を認(rèn)めず獄死、その子息は海外で安住の棲家を得たのが少なからずの朗報(bào)であろう。

■筆者プロフィール：工藤和直

1953年、宮崎市生まれ。韓國(guó)で電子技術(shù)を教えていたことが認(rèn)められ、2001年2月、韓國(guó)電子産業(yè)振興會(huì)より電子産業(yè)大賞受賞。2004年1月より中國(guó)江蘇省蘇州市で蘇州住電裝有限公司董事総経理として新會(huì)社を立上げ、2008年からは住友電裝株式會(huì)社執(zhí)行役員兼務(wù)。蘇州日商倶楽部（商工會(huì)）會(huì)長(zhǎng)として、日中友好にも貢獻(xiàn)してきた。

■筆者プロフィール：工藤 和直

1953年、宮崎市生まれ。1977年九州大學(xué)大學(xué)院工學(xué)研究科修了。韓國(guó)で電子技術(shù)を教えていたことが認(rèn)められ、2001年2月、韓國(guó)電子産業(yè)振興會(huì)より電子産業(yè)大賞受賞。2004年1月より中國(guó)江蘇省蘇州市で蘇州住電裝有限公司董事総経理として新會(huì)社を立上げ、2008年からは住友電裝株式會(huì)社執(zhí)行役員兼務(wù)。2013年には蘇州日商倶楽部（商工會(huì)）會(huì)長(zhǎng)として、蘇州市ある日系2500社、約1萬(wàn)人の邦人と共に、日中友好にも貢獻(xiàn)してきた。2015年からは最高顧問(wèn)として中國(guó)関係會(huì)社を指導(dǎo)する傍ら、現(xiàn)在も中國(guó)関係會(huì)社で駐在13年半の経験を生かして活躍中。中國(guó)や日本で「チャイナリスク下でのビジネスの進(jìn)め方」など多方面で講演會(huì)を行い、「蘇州たより」「蘇州たより2」などの著作がある。