2012年6月12日、中國共産黨の機(jī)関紙、人民日?qǐng)?bào)が掲載した北朝鮮の教育制度を褒めたたえる記事が「事実に目を背け、世襲による獨(dú)裁制度を賞賛している」としてネット上で嘲笑を浴びている。シンガポール華字紙、聯(lián)合早報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

「朝鮮の未來、愛の中で育つ」という記事は、北朝鮮が11年間の無料教育制度を?qū)g施し、平壤蒼光幼稚園には500人の子供が同時(shí)に食事できる食堂があり、食事は一日5回、栄養(yǎng)士もついていると伝えている。また、醫(yī)療が無料で提供され、妊婦の入院中は食事もすべて無料、雙子以上の場(chǎng)合は國家指導(dǎo)者からのプレゼントまで贈(zèng)られるという。

北朝鮮の醫(yī)療、教育制度を手放しで賞賛するこの記事について、捜狐などの商業(yè)サイトの他、人民日?qǐng)?bào)傘下の環(huán)球網(wǎng)にも「事実とかけ離れた官製メディアの特色ある噓」だという批判が書き込まれている。

あるネットユーザーは、世界食料計(jì)畫の報(bào)告書を引用し、北朝鮮では慢性的な食糧難により、女性や児童の約三分の一に栄養(yǎng)不良や発育の遅れのあることを指摘、「今の北朝鮮は中國の毛沢東による計(jì)畫経済時(shí)代の縮図であり、國営メディアによる北朝鮮の賛美は歴史を巻き戻しかねない行為だ」と述べている。

また、ネット掲示板には「北朝鮮は2012年には”強(qiáng)盛大國”を建設(shè)して英米を追い越し、先進(jìn)國になるそうだが、50年たっても社會(huì)主義の初級(jí)段階にあるわが國が”強(qiáng)盛大國”に援助を続けているのはなぜだ」「中國の農(nóng)村の子供にも一日三食食わせてやれ」といった意見が出ている。

また、「報(bào)道は人民日?qǐng)?bào)と北朝鮮の労働新聞の相互交流の産物であり、いわば”空気を読んだ”記事にすぎないが、今の中國では文革的な虛構(gòu)の宣伝は必ず叩かれることになる」との指摘もあった。（翻訳?編集/長河）