Record China 2012年6月14日(木) 15時52分
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12日、中國在住の日本人コラムニスト、加藤嘉一氏が「南京大虐殺の真相については不明」と発言し、物議を醸している問題を受け、中國の歴史學(xué)者が「南京大虐殺と『3年大飢饉』をどう比較する?」と題した記事をブログサイトに掲載した。寫真は南京大虐殺記念館。
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2012年6月12日、中國在住の日本人コラムニスト?加藤嘉一氏が「南京大虐殺の真相については不明」と発言し、物議を醸している問題を受け、米デラウェア大學(xué)で教える中國の歴史學(xué)者、程映虹(チョン?インホン)氏が「南京大虐殺と『3年大飢饉』をどう比較する?」と題した記事をブログサイト?網(wǎng)易博客に掲載した。以下はその內(nèi)容。
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加藤嘉一氏の南京大虐殺に関する発言をきっかけに、中國のネット上ではこんな論爭が巻き起こっている。「中國人は『大飢饉』を否定できるのに、なぜ日本人が南京大虐殺を否定してはいけないのだ?」と。
わずか數(shù)年で経済的に米英を追い越すことを目的に毛沢東が推進した「大躍進」政策。だが、1959年?1961年の3年にわたる自然災(zāi)害も重なり、結(jié)局は多數(shù)の餓死者を出すという大失敗に終わる。その具體的な數(shù)について、中國では1500萬人?3000萬人とされているが、香港大學(xué)歴史學(xué)部のフランク?ディケーター教授は著書で4500萬人と指摘している。
中國では最近、中國共産黨機関紙?人民日報甘粛支社の林治波(リン?ジーボー)支社長が、この「大飢饉」の存在自體を否定し、物議を醸したばかり。これを受け、ネット上では「だったら、日本が南京大虐殺を否定してもおかしくない」「我々も歴史を改ざんしているのに、なぜ日本が教科書を改ざんしてはならないのか。まずは、自分たちから歴史と正しく向き合うべきだ」との聲が噴出している。
南京大虐殺と「大飢饉」は全く別の歴史問題だ。外部からの侵略と政府の失策という大きな違いある。だが、國民には「知る権利」がある。どちらも真実がはっきりしていないという意味では、この2つを同じ問題として論じても何の問題もない。中國政府は南京大虐殺に関してはあれほど積極的に國民の「知る権利」を満たそうとするのに、「大飢饉」に関してはひたすら曖昧な態(tài)度を取り続けている。
よく考えてみてほしい。70年前に外敵が侵入し、30萬人以上の同胞が殺されたことを忘れないようにと毎年記念式典が行われるのに、50年前の平和な時代に中國全土で數(shù)千萬の同胞が餓死したことでは、なぜ記念式典の1つも行われないのだ?
これは簡単な算數(shù)の問題である。政治や歴史に絡(luò)めて考える必要はない。これほど大騒ぎするほど歴史問題を真面目に考える民族であれば、こんな簡単な算數(shù)の問題にてこずるわけがないだろう。(翻訳?編集/NN)
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