2018年7月3日、サッカーのワールドカップ（W杯）ロシア大會(huì)決勝トーナメント1回戦で、日本は強(qiáng)豪ベルギーに対し一時(shí)2點(diǎn)をリードするなど、逆転負(fù)けしたもののその活躍ぶりに注目が集まった。中國(guó)では「日本のサッカーに學(xué)ぶべき」との論調(diào)が見(jiàn)られており、澎湃新聞網(wǎng)は3日の記事で、日本サッカーの優(yōu)れた點(diǎn)と中國(guó)サッカーの問(wèn)題點(diǎn)を指摘している。以下はその概要。

日本は惜しくも敗退したが、ロシアでの日本の成長(zhǎng)は誰(shuí)の目にも明らかであった。コロンビア戦では高度な戦術(shù)により試合をコントロールし、セネガル戦ではフィジカル面での劣勢(shì)を組織力でカバーした。そして、ベルギー戦ではチャンスを生かして2點(diǎn)リードする場(chǎng)面もあった。今のベルギーに2點(diǎn)リードできるチームは果たしてどれくらいあるだろうか。

日本代表が高度な戦術(shù)を運(yùn)用し組織力を生かせたのは、基礎(chǔ)的な技術(shù)がしっかり身に付いていたからである。日本は格上の國(guó)からプレッシャーを與えられても、余裕をもって動(dòng)き対処できていた。対して中國(guó)は今年3月に行われたウェールズやチェコとの親善試合で、相手のプレッシャーに負(fù)けミスを連発した。

今回のW杯の日本代表には海外組の選手も多く選ばれていた。彼らは世界各國(guó)で異なる環(huán)境の下にプレーしてきたが、息の合った掛け合いを見(jiàn)せ戦術(shù)をスムーズに運(yùn)用していた。日本の海外組と國(guó)內(nèi)組が息の合ったプレーを行えたのは、日本人がブラジルといったサッカー強(qiáng)豪國(guó)から學(xué)び、國(guó)が一丸となって日本の職人精神を発揮し選手の技術(shù)向上を理念とした教育體系を作り上げ、日本の各都市、各クラブで実施してきたことに由來(lái)している。

中國(guó)サッカーにとって日本のサッカーがどれだけ參考になるのかは言うまでもないが、具體的にどの道を選びどのようにして選手を育成するのかということについては中國(guó)國(guó)內(nèi)でも意見(jiàn)がまとまらないだろう。

日本のサッカー協(xié)會(huì)は安定した環(huán)境の下に著実に発展してきた。一方の中國(guó)は人事の変動(dòng)が激しく、中國(guó)のサッカー解説者、劉建宏（リウ?ジエンホン）氏はかつて「根を張って活動(dòng)できてこそ中國(guó)サッカーを発展させられる。仮に、數(shù)年で異動(dòng)になると知っていたら、誰(shuí)が本気で取り組む？」と冗談交じりに語(yǔ)ったこともある。外國(guó)人コーチは中國(guó)に優(yōu)れた戦術(shù)を伝授することはできる。だが、技術(shù)面が追いついていなければ世界の舞臺(tái)で活躍するのは夢(mèng)のままで終わるだろう。

日本がW杯の初出場(chǎng)を果たした1998年に、中田英壽氏はイタリアのクラブに移籍しその活躍に中國(guó)人も驚きを隠せなかった。當(dāng)時(shí)は海外で活躍する日本人は少なかったが、今では世界各國(guó)のクラブで地位を確立している。

20年経った今、日本には中田英壽氏のような天才はいないかもしれない。ただ、日本サッカーの実力は格段に上がっている。ベルギー戦でスタンドに登場(chǎng)した、日本の優(yōu)勝を願(yuàn)ったキャプテン翼の応援幕のように、日本は荒唐無(wú)稽とも言われかねない世界一になる夢(mèng)を追いかけ、數(shù)十年走り続けてきた。今もその思いは変わっていない。果たして、中國(guó)サッカーはこの心構(gòu)えがあるだろうか。（翻訳?編集/內(nèi)山）