2018年7月2日、第一財(cái)経は、中國高速鉄道が世界でのマーケット拡大に向けて再三壁にぶつかっており、突破口を模索中であると伝えた。

今年5月、マレーシアのマハティール首相が、マレーシアとシンガポールを結(jié)ぶ高速鉄道プロジェクトを中止する意向を示した。しかし、先日取材を受けた際には「中止ではなく、コスト引き下げが実現(xiàn)するまで延期する」と発言が変化した。

記事は「國內(nèi)から世界に向けた、中國高速鉄道の國際化は決して順風(fēng)満帆ではない。相手國に対する各種の難題に直面するとともに、安全性、互換性、省エネ?環(huán)境保護(hù)といった重要な問題に対する改善が急務(wù)になっている。また、ドイツ、フランス、日本などの高速鉄道大國との競爭の中で、いかに強(qiáng)みを発揮するかも課題だ」とした。

西南交通大學(xué)校長で中國鉄道學(xué)會(huì)副理事の徐飛（シュー?フェイ）氏は「鉄道大國はそれぞれ自身の強(qiáng)みを持っているため、競爭が日増しに激しくなっている。例えば日本の川崎重工は低い抵抗力、軽量化、防災(zāi)性にたけている。わが國は後発者として建設(shè)規(guī)模、充実したシステム、営業(yè)速度、コストパフォーマンスなどの面で強(qiáng)みを持つ」と語っている。

徐氏はまた「中國高速鉄道の世界進(jìn)出に當(dāng)たっては、ターゲットとする市場の障壁、自らの競爭力や優(yōu)位性に基づき、地域によって異なる戦略を立てるべき。東南アジアにおいては企業(yè)を現(xiàn)地化させ、現(xiàn)地の文化、社會(huì)、経済環(huán)境に融合させることが必要。また、技術(shù)開発、製造、サービスを一體化した総合的な能力を培うべきだ」と指摘した。（翻訳?編集/川尻）