中國(guó)メディアの新浪網(wǎng)は4日、中國(guó)で開(kāi)発が続いている偵察用のロボット鳥(niǎo)に致命的な欠陥があるとする記事を掲載した。本物の鳥(niǎo)にあまりにも似ているため、タカなどに襲撃される事例が発生しているという。

【その他の寫(xiě)真】

同ロボットは、コードネームが「信鴿（シンガー＝伝書(shū)ハト）」で、「間諜鳥(niǎo)（ジエンディエニァオ＝スパイ?バード）」などとも呼ばれている。重さは200グラム、翼のさしわたしは50センチ、最大飛行時(shí)速は40キロ、航続時(shí)間は30分。高性能カメラと震動(dòng)の影響を抑制するソフトウェアが採(cǎi)用されており、高精度の映像を撮影することが可能だ。飛行経路などは衛(wèi)星測(cè)位システムで制御するとされる。

「信鴿」はドローンのようにプロペラを使うのでなく、本物の鳥(niǎo)と同様に翼を羽ばたかせることで飛行する。そのためレーダーでも肉眼でも本物の鳥(niǎo)と區(qū)別がつかないという。ただし、現(xiàn)在のところ航続距離は10～15キロ程度とされる。新浪網(wǎng)の記事は「信鴿」の航続距離に注目し、その主な利用法は戦闘発生時(shí)の最前線における偵察との見(jiàn)方を示した。相手側(cè)の狀況を高精度畫(huà)像などで隨時(shí)送信してくれば、現(xiàn)場(chǎng)指揮官の判斷の助けになるという。

記事は「信鴿」の飛行があまりにも鳥(niǎo)に似ているため、本物の鳥(niǎo)が「群をつくろう」と接近してくることもあると説明。さらに問(wèn)題なのはタカなど肉食の鳥(niǎo)に襲われる場(chǎng)合があることで、「信鴿」には襲われた際の逃避機(jī)能がないために、本物の他の鳥(niǎo)と一緒に飛んでいても、真っ先に狙われるという。

記事は、「信鴿」の今後については、タカなどの襲撃に対応する仕組みが必要になるだろうと論じた。（翻訳?編集/如月隼人）