人民網日本語版 2018年7月5日(木) 13時20分
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雲南省大理市喜洲鎮(zhèn)を訪問すると、かなり高い確率で米國人のブライアン?リンデンさんに會えるだろう。リンデンさんは喜洲の人々から「外國人村長」と呼ばれている。
雲南省大理市喜洲鎮(zhèn)を訪問すると、かなり高い確率で米國人のブライアン?リンデンさんに會えるだろう。リンデンさんは喜洲の人々から「外國人村長」と呼ばれている。それは、リンデンさんが村の幹部であるというわけではなく、同地に10年以上住み、村の人々と打ち解け、幹部のように村の公益事業(yè)や文化活動に熱心に參加しているからだ。
2008年、リンデンさん一家は米國の家を売り、大理市で「喜林苑」という名前の民宿を開いた。するとすぐに、その名があちこちに知れ渡り、多くの外國人も宿泊に來るようになり、世界的に有名な旅行サイトのランキングでも上位に入り、中國の民宿界でも有名な存在となった。リンデンさんは現(xiàn)在、喜洲で民宿3軒を経営している?!竷Wは米國人だが、中國の田舎で夢を実現(xiàn)した」とリンデンさん。
米シカゴの一般的な家庭で育ったリンデンさんは1984年、北京語言大學に留學するため「中國政府の奨學金」を申請し、中國との縁が始まった。そして、04年、妻と共に喜洲に旅行に來た際、現(xiàn)地の文化と田舎の風景に魅了され、夫婦で真剣に話し合ったうえでそこに定住することにした。
リンデンさんは、「中國のいろんな歴史ある町や村に行ったことがあり、中國の田舎に殘っている伝統(tǒng)的な文化がとても好き。都市は現(xiàn)代文明が集まっている場所である一方、田舎なら、辺鄙な所にある村であっても、ほとんどの所に、特色に満ちた伝統(tǒng)の美しさがそのまま殘っている」と話す。喜林苑の大きなベランダからは、リンデンさんが話す美しい田舎の景色が広がっている。遠くには湖面の光に映えた波が清らかな湖が見え、裏手には草木が青々と茂る山があり、田んぼでは稲が風に吹かれて揺れ、農家の人の姿が所々に見え、それはもう息をのむほどの絶景だ。
リンデンさんが喜洲で経営している民宿のいくつかは保護文化財に指定されており、うち「楊品相宅」は國家級保護文化財だ?,F(xiàn)地政府は文化財の保護や開発をめぐる厳格な基準を制定している?!笚钇废嗾工稀鬃澹à讴`族)の伝統(tǒng)的な住居で、至る所にその文化が詰まっている。そこには「祖先堂」が殘っており、小型博物館や図書館もある。宿泊できるのは16部屋だけで、各種文化講座も頻繁に開催されている。
1948年に建てられた「楊品相宅」は、リンデンさんが借りる前はボロボロになっていた。リンデンさんは、地元の労働者約100人を雇い、約1年かけてそれをリフォームした。リフォームは全て基本的に手作業(yè)で行われ、職人らの腕でその蕓術的な建築物が蘇った。その他、水道や電気も引き、排水や安全基準などにも細心の注意を払った。リフォームのために、リンデンさんは約60萬ドル(約6600萬円)をかけた。これは、新しい家1軒建てられるほどの金額に相當する。初めの話し合いから、実際のリフォーム、そして、全ての合格証の手続きを済ませるまでに約4年の歳月をかけ、「喜林苑」はついにオープンした?!笟s史ある建築物を壊してしまったり、現(xiàn)地の環(huán)境を汚染してしまったりしたら、僕の良心が許さない」とリンデンさん。
喜林苑の従業(yè)員のほとんどは地元の人で、以前は畑仕事をしていた農民だった。しかし、今はサービス業(yè)へと転身し、プロフェッショナルに仕事をこなしている。従業(yè)員の牟玉江さんは、「この民宿には約40室の客室があり、従業(yè)員は60人。そのようにして高いサービスのクオリティを保っており、地元で雇用も創(chuàng)出している」と話す。
その他、リンデンさんは喜林苑を國際文化交流プラットフォームにしたいと考えている。喜林苑は現(xiàn)在、米イェール大學、スタンフォード大學、プリンストン大學、シドウェル?フレンズ?スクールなどと提攜している。そして、大理で調査研究プロジェクトを行う中國國內外の學生に宿泊場所や教室を提供し、大理の民俗?文化に興味を持つ學者やボランティア、學生らにとっても便利な場所となっている。
喜洲に來て10年になるリンデンさんは、他の人によく「中國は僕の本當の師匠」と話している?!笌熃场工趣いρ匀~はリンデンさんにとっては特別な意味があり、自分の運命を変える機會を與えてくれたという感謝の気持ちがそこに詰まっている。また、中國の文化は広くて深く、大理の民間文化に魅了され、自分の人生に対する見方まで変えてくれ、一生かけて學び続けたいと思うようにさせてくれたという思いも詰まっている。
2017年、リンデンさんは雲南省政府から、同省で働いている外國人専門家に贈られる最高賞である「彩雲賞」を授與された。リンデンさんは、「僕はもう55歳。でも、文化の発掘や交流を促進する面で、僕は理想主義者で、どんなことがあっても続けていく」と話す。(編集KN)
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