2018年7月8日、環(huán)球時報は、「中國が1萬トンクラスの國産新型駆逐艦を2隻同時に進水させたことは、中國が強力な建造能力を有していることを示している」との軍事専門家の見方を伝えた。

記事によると、2017年6月28日に、上海江南造船所で國産初の新型駆逐艦の進水式が行われたが、今年7月3日、再び1萬トンクラスの駆逐艦2隻が大連造船所で進水したという。

軍事専門家の李傑（リー?ジエ）氏は、環(huán)球時報のインタビューに応じた際、「同日に2隻の1萬トンクラスの駆逐艦が進水することは極めてまれなことで、これは當(dāng)該新型艦艇が大量生産、大量進水、大量艤裝の時代に入ったことを意味しており、大連造船所の設(shè)計建造能力と技術(shù)レベルを証明した」との見方を示した。

また、同じく軍事専門家の尹卓（イン?ジュオ）氏は、人民網(wǎng)に対し「國産新型駆逐艦の系統(tǒng)だった建造は、中國の大型造船臺が強力な建造能力を有していることを示している」と語った。

さらに軍事専門家の曹衛(wèi)東（ツァオ?ウェイドン）氏は、「中國が新型の1萬トンクラスの駆逐艦を始めて進水させてから、こんなにも速く同時に2隻を進水させることができた。この建造速度の速さは他國とは比べ物にならないほど速い」と指摘?！袱长欷悉铯瑖螄拦I(yè)全體のレベルが向上したことを體現(xiàn)している。當(dāng)該艦艇が海軍に引き渡されれば、わが國の海軍の近海防衛(wèi)と遠海作戦の能力は明らかに向上し、中國が実施する新たな海洋戦略の重要な柱となる」と指摘した。

尹氏によると、中國國産の新型駆逐艦はすでに世界の大型駆逐艦の標(biāo)準(zhǔn)構(gòu)成に達しており、世界の先進國家の先進的な艦艇と比べても技術(shù)的な差異は存在しないという。またトン數(shù)でも、米國のアーレイ?バーク級ミサイル駆逐艦や、日本の「こんごう」、「あたご」型駆逐艦よりも大きく、歐州の45型駆逐艦やホライズン計畫の駆逐艦よりもずっと先進的だという。

曹氏は、「他國の先進的な駆逐艦と比べ、國産新型駆逐艦は防衛(wèi)力と攻撃力において遜色はなく、排水量においては勝っている。これは、國産新型駆逐艦がより多くの數(shù)のミサイルを搭載できることを意味している。このほか、アクティブフェーズドアレイレーダーを搭載しており、米國の最先端レーダーに匹敵する能力を有している。將來的に、當(dāng)該艦艇は大規(guī)模な改造を行う潛在力があり、レーザー武器やレールガンを裝備できるようにもなる」と語った。

しかし、「わが國の新型駆逐艦はミサイル迎撃能力において、日米韓の駆逐艦と比べて劣っている」と曹氏は指摘?！袱饯欷兢欷螄?萬トンクラスの駆逐艦は様々で、國産の1萬トンクラス駆逐艦の意義は、海軍にはまだ1萬トンクラスの駆逐艦がないその穴を埋めることで、海軍全體の作戦能力を向上させることにある」と説明したという。（翻訳?編集/山中）