北京市メディアの新京報(bào)によると、同市內(nèi)にある中國(guó)國(guó)家博物館で10日、2017年に発見された山東省聖済南市にある章丘焦家遺跡の発掘調(diào)査の結(jié)果を紹介する展覧會(huì)が始まった。展示品の「目玉」は、実測(cè)の結(jié)果、身長(zhǎng)が190センチあったと分かった、「山東大漢（山東の巨漢）」と呼ばれる男性の骨格だ。

【その他の寫真】

章丘焦家遺跡は今から5300～4600年前の新石器時(shí)代の集落跡および古墓群だ。総面積は100萬平方メートルを超え、當(dāng)時(shí)の黃河下流の古代社會(huì)の発展と変化を知る上での手掛かりだという。同遺跡の発見は「2017年度全國(guó)十大考古新発見」にも指定された。

同遺跡の墓からは、大量の玉器、白陶、彩色陶器が見つかった。儀禮用と考えられる品が多いことから、儀禮の制度が安定して発達(dá)した社會(huì)が形成されていたと考えられており、同遺跡は中國(guó)の早い時(shí)期の儀禮や宗教、思想や蕓術(shù)を示す貴重な資料とされている。

儀禮用の展示品が多いことから、同展覧會(huì)は「禮出東方（禮は東方より出ず）」と名付けられた。中國(guó)では孔子の出身地が現(xiàn)在の山東省の曲阜だったこともあり、山東省には「禮にあつい地」のイメージがある。

ただ、來場(chǎng)者の間では、「山東大漢」への関心がやはり高いようだ。手にしたカメラや攜帯電話で撮影する様子も多く見られた。なお、「山東大漢」の頭骨からは、歯を故意に抜く習(xí)俗があったことも確認(rèn)できたという。（翻訳?編集/如月隼人）