2012年6月28日、中國の國有石油大手、中國海洋石油（CNOOC）がベトナムに近い南シナ海に設(shè)定した9つの鉱區(qū)で、外國企業(yè)と石油や天然ガスの共同探査?開発を進(jìn)めようとしていることが分かった。シンガポール華字紙?聯(lián)合早報が伝えた。

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中國はベトナムやフィリピンと領(lǐng)有権を爭う南シナ海のスプラトリー諸島（南沙諸島）など3諸島に新たな地方自治體?三沙市を設(shè)立することを表明し、両國の反発を招いたばかり。CNOOCは外國企業(yè)に対し、國際入札への參加を呼び掛けているが、入札を募っている9鉱區(qū)はベトナムが21日に採択したばかりの海洋法で定められた同國の領(lǐng)海と重なっており、再び反発が起きるのは必至。

北京のアナリストは中國の一連の行動について、「中國は領(lǐng)有権を主張する従來の姿勢から、実効支配を進(jìn)める方向に転換し始めている。中國の総合的な國力が大幅に強(qiáng)まり、國民の『藍(lán)色國土』（＝海洋領(lǐng)土）意識が高まったことによる必然の結(jié)果」と指摘。中國は今後、南シナ海において行政、経済、軍事のあらゆる面で存在感を増していく考えであるとの見方を示した。

ベトナム外務(wù)省のルオン?タイン?ギ報道官は今回の國際入札計畫に対し、9鉱區(qū)すべてが同國の排他的経済水域（EEZ）に屬しているとした上で、「CNOOCのやり方は違法で全く無意味なもの。ベトナムの主権を著しく侵害している。中國が直ちに入札を取り消すことを要求する」と激しく非難している。

これを受け、中國社會科學(xué)院アジア太平洋?グローバル戦略研究院の周方銀（ジョウ?ファンイン）主任は「ベトナムは口頭で抗議しているだけ。我々の実際の採掘活動には何の影響も及ぼさない。彼らが何かしてきたら、我々は報復(fù)措置をとるまでだ」と強(qiáng)気の姿勢をみせている。

中國共産黨機(jī)関紙?人民日報傘下の環(huán)球時報は27日付の社説で、「中國は短期間で南シナ海情勢を変える力を持っている。ベトナムやフィリピンはこの事実をはっきりと認(rèn)識した方がよい。中國を黙らせることができると思っているなら、大間違いだ」とけん制した。（翻訳?編集/NN）