2012年6月26日、中國の全國人民代表大會（全人代）常務(wù)委員會執(zhí)法検査グループが行った「文物（文化財(cái)）保護(hù)法」の執(zhí)行狀況に関する調(diào)査報(bào)告で、中國の文化財(cái)の多くは常に盜難や破壊などの危険にさらされていると指摘された。28日付で財(cái)新網(wǎng)が伝えた。

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2009年に実施された「第3回全國文化財(cái)調(diào)査」では、中國で過去30年に消失した4萬點(diǎn)を超える移動不可能な文化財(cái)のうち、半數(shù)以上は建築?土木工事の最中に壊されていたことが分かっている。工事著手前に埋蔵文化財(cái)の有無を怠る地方政府や企業(yè)が後を絶たず、住宅地や観光地の開発のため、貴重な文化財(cái)がむざむざと破壊されてしまうケースが多いという。

調(diào)査報(bào)告によると、文化財(cái)の竊盜、盜掘、闇取引などの犯罪行為は一向になくならず、その手口も巧妙化している。特に辺ぴな場所にある場合は人目につきにくいことから、荒らされ放題になる危険性も高いという。また、博物館が所蔵する文化財(cái)も管理體制が甘いため、紛失や盜難事件がしばしば起きている。

北京の故宮博物院では昨年、古書100冊の“行方不明”や展示品の盜難、文化財(cái)の破損事件などが次々と発生。また、中國の近代文學(xué)を代表する作家?魯迅（ろじん）の舊居の取り壊しが決定したほか、著名建築家?梁思成（リアン?スーチョン）氏の舊居も勝手に取り壊され、市民からは反発の聲が上がっている。（翻訳?編集/NN）