2012年6月26日、米誌フォーリン?ポリシー（電子版）は「6つの中國」と題した記事を掲載し、米國が中國の現(xiàn)実を理解するためには一面的ではなく全面的な分析が必要であると説いた。28日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

中國の現(xiàn)狀を理解する最も良い方法は、中國を単一として見るのではなく、複數(shù)の中國として見ることである。いずれの中國も真実だが、同時(shí)に単獨(dú)で中國の全貌を表しているわけではない。以下に、現(xiàn)存する6つの中國を紹介する。

1．臺頭中の大國

中國が世界ナンバー1の地位を獲得する契機(jī)が訪れていると中國政府が考えていることに疑いの余地はない。しかし、その意味の理解は大きく2つに分けられる。米國を敵視している人は米國の衰退を喜び、米國をパートナーとして見ている人は米國衰退の結(jié)果を懸念している。

2．安全に対する脅威

米國における中國が脅威となりうるかどうかの論爭では、しばしば中國人の考え方を無視している。多くの中國人戦略家は米國を最重要の敵と見なしており、中國人民解放軍の発展は米國への対抗を意識して行われている。

3．経済エンジン

中國経済の成長は減速したが、その実力は真実だ。すべての中國人が生活レベルの向上を自ら肌で感じ、國の繁栄を誇りに思っている。そして、多くの中國人が中國は世界的な経済危機(jī)を安全に乗り切れると信じ、そのことが中國の発展モデルが正しいことの証明であるだけでなく、今後発生する多くの困難に対応できると認(rèn)識している。

4．脆弱（ぜいじゃく）な専制統(tǒng)治

ある日、タクシーに乗ったら、運(yùn)転手はメーターを使わず、通常の5倍の料金を請求してきた。運(yùn)転手はある種の消極的なストライキだと話す。ストライキは違法だが、物価が急上昇したこの10年余り、タクシー料金はほとんど値上げされていない。こうした不満が全國の至る所にまん延している。

5．権威主義の改革

中國は依然として一黨獨(dú)裁政治の國だが、現(xiàn)在変革が生じている。陝西省で最近発生した強(qiáng)制墮胎事件は、數(shù)年前までなら公にされることはなかったはずだが、大衆(zhòng)の抗議が政府の見解を表明させるに至った。

6．安全感の欠乏した弱い者いじめの張本人

中國政府は米國大使館の発表した北京の大気狀況に戸惑いを隠せなかった。一方で、好戦的な南シナ海では領(lǐng)有権を主張し、また、北朝鮮の行為を弁護(hù)したりする。これらは自信と責(zé)任を持った利害関係者が取るべき行為ではなく、安全感の欠乏したいじめの張本人の行為であり、米國の中國に対するいかなる人権侵害レポートあるいは環(huán)境汚染レポートよりも中國のイメージを損なっている。

中國を理解するためには、プラス?マイナスすべての要素を理解しなければならない。中國に対し幻想を抱く人は経済成長が民主的な平和をもたらすと信じている。一方で、現(xiàn)実主義者は中國の軍事的脅威のみを強(qiáng)調(diào)し、経済的利益をもたらしている米中関係を無視している。中國の現(xiàn)実が示す多面性は単純な推斷を許さない。米國はかつてないような全面的な分析を行うべきである。（翻訳?編集/HA）