関稅引き上げで米國車が次々値上げ　6月売上28％減

米國の電気自動(dòng)車（EV）メーカー?テスラが製品の価格を引き上げると、中國市場ではベンツの各車種も価格上昇のタイミングを迎え、全體として2萬8千～13萬5千元（1元は約16．8円）の値上げになった。乗用車市場情報(bào)連席會(huì)（全國乗連會(huì)）がまとめたデータによれば、今年6月には米國車の小売が前年同期比28％低下し、減少率は自動(dòng)車市場全體の減少率を上回った。なお同月のドイツ車と日本車の小売はそれぞれ3％増加した?！副本┤請?bào)」が伝えた。

メルセデス?ベンツの中國公式サイトをみると、米國から輸入する2大車種「ベンツGLE」と「ベンツCLS」の參考価格はどちらも上昇しており、全體として2萬8千～13萬5千元の値上げになった。人気の高い大?中型スポーツ用多目的車（SUV）「メルセデスAMG GLE43」の場合、今回の価格上昇のタイミング以前は96萬5800元だったのが、4萬1千元値上がりして100萬6800元になった。

7月6日より、中國では米國からの輸入車に対する関稅がこれまでの15％から40％に引き上げられた。ジープ、クライスラー、リンカーン、キャデラックといった米國ブランド車だけでなく、BMW、ベンツ、インフィニティなど米國で生産する非米國ブランドの輸入車も影響を受けることになった。

そしてこのたび、テスラが他社に先駆けて値上げを発表。テスラ公式サイトでは「Model S」と「Model X」の最新の參考価格が調(diào)整され、13萬9320～25萬6620元の値上げになった。最低販売価格は「Model S 75D」の場合71萬600元が84萬9900元になり、13萬9300元の値上げになった?！窶odel X」のハイグレードモデルの値上げ幅が最も大きく、131萬5600元が157萬2200元になり、25萬6600元の値上げだった。

同じく米國のフォードは今月5日、中國市場へ輸出する製品ラインの參考価格はしばらく引き上げる予定はないとし、フォードやリンカーンの名前を挙げた。自動(dòng)車産業(yè)の専門家?顔景輝さんはこの動(dòng)きについて、「関稅率引き上げが米國からの輸入車にとって何を意味するかと言えば、まずコストが増大する。次に価格調(diào)整が繰り返されることでブランドが傷つき、消費(fèi)者の購買行動(dòng)の安定性にも影響が出る。総合的にみて、関稅率引き上げが米國車に與える衝撃はやはり大きいといえる」との見方を示す。全國乗連會(huì)の崔東樹事務(wù)局長も、「米國からの輸入車に対する関稅引き上げは米國ブランド車と米國で生産する車種の競爭力に深刻な影響を與え、日本と歐州で生産される輸入車が競爭の中で利益を得ることになる」との見方を示す。（編集KS）