2012年6月29日、世界遺産となっている北京市の故宮を取り壊し、中國共産黨と主席のための建物を建設(shè)する計(jì)畫が1960年代に存在していたことが明らかになった?？鞓S老人報(bào)が伝えた。

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北京市都市計(jì)畫設(shè)計(jì)研究院の前副院長?董光器（ドン?グアンチー）氏の著作「古都北京50年変遷録」に収められている1963年の「北京都市構(gòu)造方案図」によると、天安門や端門、紫禁城の建物を取り壊し、中國共産黨中央ビルディングや主席官邸を建設(shè)する計(jì)畫だったという。

「故宮は封建時(shí)代の遺物」という見方が主流だった1950年代から、故宮の改造計(jì)畫案はたびたび浮上していた。1958年9月の「北京市総體計(jì)畫説明（草案）」では、故宮とその周辺の清朝関連施設(shè)を取り壊し、祝日などに市民100萬人が集える巨大な緑地公園を建設(shè)する計(jì)畫だったが、「大躍進(jìn)運(yùn)動(dòng)」でとん挫。1963年の計(jì)畫は1966年に始まった文化大革命により白紙に戻ったが、封建時(shí)代の象徴である故宮への風(fēng)當(dāng)たりは強(qiáng)く、再び紫禁城內(nèi)の建物の破壊や労働者像の建設(shè)、巨大スローガンの設(shè)置など數(shù)々の提案が出された。

こうした社會全體の風(fēng)潮から故宮に対する市民の破壊や略奪が橫行。當(dāng)時(shí)の周恩來首相は1967年5月26日、北京警備管區(qū)の一個(gè)大隊(duì)を故宮に派遣。軍事行動(dòng)をもって貴重な文物の保護(hù)にあたったため、故宮は今日までその美しい姿をとどめることができたのである。（翻訳?編集/本郷）