2012年7月2日、中國(guó)紙?北京科技報(bào)は中國(guó)の地震防災(zāi)教育の遅れた現(xiàn)狀を指摘した。政府は巨額の資金を投じて地震予知に力を入れているが、學(xué)校や地域レベルの防災(zāi)教育はほとんど推進(jìn)されていないというもの。

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「地震が來(lái)た時(shí)にどう行動(dòng)すべきか、どう逃げたらよいのか、知識(shí)もなければ、訓(xùn)練を受けたこともない。この狀態(tài)で將來(lái)、華北地域で巨大地震が発生すれば、最悪の事態(tài)を招くことは間違いない」。中國(guó)地質(zhì)大學(xué)の孫進(jìn)忠（スン?ジンジョン）教授はこう警告する。

中國(guó)でも一部の地域や學(xué)校、會(huì)社などで地震防災(zāi)に関する啓蒙活動(dòng)を行ってはいるものの、科學(xué)技術(shù)普及デーのような特別な日に年に1度、イベントが開催される程度。學(xué)校も將棋倒しのような事故を懸念して、避難訓(xùn)練を避ける傾向にある。実施する場(chǎng)合も事前に訓(xùn)練目的がきちんと説明されないため、ゲーム感覚で笑いながら參加する子どもの姿も目立つ。

中國(guó)政府は2008年の四川大地震以降、地震予知システムの開発に力を注いできた。甚大な被害を及ぼす主要?jiǎng)樱⊿波）が到達(dá)する前に、初期微動(dòng)（P波）を検知した段階で地震情報(bào)を広く知らせ、被害を最小限に抑えようというものだが、実際にどう動(dòng)けばよいか分からなければ市民らがパニックに陥ることは目に見えている。

実際に揺れが起きた時(shí)、冷靜に行動(dòng)することがいかに大切か、日本人なら小さい頃から學(xué)校などで叩き込まれているが、中國(guó)ではまだ、そこまでの認(rèn)識(shí)に至っていないようだ。地震に対する知識(shí)が不足していれば、恐怖心ばかりが募ってしまうのも當(dāng)然のこと。

まずは地震はいつ起きてもおかしくはないという認(rèn)識(shí)のもと、日本のように數(shù)十年以內(nèi)に巨大地震が起こる確率なども広く國(guó)民に知らせ、いざという時(shí)の心構(gòu)えと備えを呼び掛けていくべきだ。（翻訳?編集/NN）