2012年7月2日、人民網(wǎng)日本語(yǔ)版によると、中國(guó)國(guó)家統(tǒng)計(jì)局のデータから、2011年のGDP（國(guó)內(nèi)総生産）は47兆元（約564兆円）に達(dá)し、このうち最終消費(fèi)総額が22兆5000億元（約270兆円）、資本形成総額（投資）が22兆9000億元（約274兆8000億円）、純輸出が1兆2000億元（約14兆4000億円）となったことが分かった。同データに基づき計(jì)算すると、中國(guó)の貯蓄率は52％で、世界最高水準(zhǔn)に達(dá)した。過(guò)去の経済大國(guó)を振り返っても、これは先例のない高水準(zhǔn)と言える。仮に貯蓄率を45％として計(jì)算した場(chǎng)合も、中國(guó)の1年間の貯蓄額は21兆5000億元（約258兆円）に達(dá)し、世界最高額に達(dá)している。

【その他の寫真】

貯蓄の方法はさまざまだ。中國(guó)は米國(guó)より高齢化が進(jìn)んでおり、60歳以上の高齢者が全體に占める比率が13．7％に達(dá)しているが、積み立てられた年金はわずか約3兆元（約36兆円）、1人當(dāng)たり2300元（約2萬(wàn)7600円）のみで、GDP全體に占める比率は7％未満だ。経済開発協(xié)力機(jī)構(gòu)（OECD）の統(tǒng)計(jì)データによると、米國(guó)の年金がGDPに占める比率は2010年に73％に達(dá)した（1人當(dāng)たり3萬(wàn)5000ドル＝約280萬(wàn)円）。同比率は英國(guó)が87％、カナダが61％、チリが67％。

貯蓄?投資?消費(fèi)の不均衡は、経済生産高の構(gòu)造の亂れを反映している。國(guó)民経済の第一?二?三次産業(yè)のうち、金融を含む第三次産業(yè)の発展が遅れており、2011年のGDP全體に占める比率は43％にとどまった。先進(jìn)國(guó)の約73％、中所得國(guó)の約53％との間に開きがあり、多くの発展途上國(guó)を下回った。同數(shù)値の2008年の世界平均値は69％に達(dá)した。

構(gòu)造的な問題の背景には、社會(huì)、文化、および経済?政治體制がある。生産要素市場(chǎng)が、資源配分における基礎(chǔ)的な役割を発揮していないことが、その一つの主因とされる。中國(guó)は改革を推進(jìn)し、労働力?土地?資本などの生産要素市場(chǎng)に長(zhǎng)く存在する體制的な問題を解消し、資源配分の効率を高める必要がある。（編集/TF）