2012年7月2日、中國河南省鄭州市にある中國農(nóng)業(yè)科學(xué)院の果樹研究所で、最先端の科學(xué)技術(shù)を駆使して開発した新種の桃が泥棒に盜まれ、長年の努力が水の泡になるという事件が起きた。4日付で英BBC中國語版ウェブサイトが伝えた。

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美味しそうな桃の香りにつられて盜みに入った先は、國家プロジェクトで新種を開発する中國農(nóng)業(yè)部（?。┲睂伽喂麡溲芯克坤盲?。盜まれた桃の種類は約20種類。その中には巨額の資金を投じ、13年もの月日をかけてやっと開発にこぎつけた「中油桃13號」という新種も含まれていた。

これだけの桃を開発するのに費(fèi)やされた研究費(fèi)は200萬?300萬元（約2510萬円?約3765萬円）。多くの研究者の汗と涙の結(jié)晶だった。盜みに入ったのは男3人。近くの村の住民らしいが、まだ1人しか捕まっていない。事情聴取に対し、「そんなに貴重な桃とは知らなかった」と顔面蒼白で答えたという。

警察はこの事件を単なる竊盜事件として処理してよいものか、現(xiàn)在検討中。駆け付けた研究者たちは今にも涙を流さんばかりの落膽ぶりだったという?，F(xiàn)場は大通り沿いで、少し前に道路の拡張工事をした際に果樹園の壁の一部が取り壊されたため、簡単に出入りできる狀態(tài)だった。（翻訳?編集/NN）