中國メディアの新浪網(wǎng)などは19日、湖北省武漢市內(nèi)で同日午後、立ち木が白煙を上げたと紹介する記事を掲載した。同市では連日、摂氏40度近い猛暑が続いていた。

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記事によると、武漢市漢口區(qū)の繁華街、恵済路に面したマンション敷地內(nèi)で19日午後3時(shí)50分ごろ、植えられていた立木が突然、白煙を上げ始めた。煙は幹の比較的低い部分から湧き出した。風(fēng)はほとんどなく、煙はゆっくりと上昇した。

マンション管理人は地域の園林緑化隊(duì)に連絡(luò)して、対処を求めた。同隊(duì)の危険対応を擔(dān)當(dāng)するチームが現(xiàn)場に到著したのは午後4時(shí)7分だった。白煙を上げていたのは直徑約30センチメートルのシナサワグルミの木で、幹の內(nèi)部に空洞ができて燃えていると判斷できたが、幹表面に洞（うろ）は見當(dāng)たらず、水を注入して消火することはできなかった。

園林緑化隊(duì)のチームは、放置すると木全體が燃え出す可能性があるとして、のこぎりを使って木を切り倒すことにした。切り倒された木と切り株を改めて観察した結(jié)果、木の根元付近には白アリに食い荒らされた大きな空洞があり、中には木くずが溜まっていた。

チームを率いる李興氏によると、しばらく前には雨の日が続いたので、木の內(nèi)部の空洞に雨水が浸透し、木くずが腐ってメタンガスを発生したと見られる。その後は猛暑が続いたため、何らかの原因でメタンに引火して木の內(nèi)部が燃え出したと考えられるという。

同件は幸いにして大事に至らなかったが、木の幹の內(nèi)部に閉じられた空間が存在し、そこにメタンガスが充満した場合、なんらかのきっかけで引火して立ち木全體が爆発する可能性も否定できない。報(bào)道された寫真を見ると、白煙を上げる木の近くで見物しているマンション住人らしい人も寫っている。（翻訳?編集/如月隼人）