2018年7月23日、中國(guó)メディアの新浪軍事に、「沖縄周辺にとどまる中國(guó)海洋調(diào)査船、なぜ日本は神経をとがらせるのか」とする記事が掲載された。

記事はまず、中國(guó)の海洋調(diào)査船「科學(xué)」が6月以降、沖縄県沖の日本の排他的経済水域（EEZ）に長(zhǎng)期間停留して海洋調(diào)査を行い、遠(yuǎn)隔操作型無(wú)人潛水機(jī)（ROV）を運(yùn)用して海底資源サンプルを採(cǎi)取した可能性があると、日本メディアが報(bào)じていることを伝えた。

産経新聞はこのほど、政府関係者の話として、「科學(xué)」は6月28日、沖縄県久米島町の硫黃鳥島から西約132キロの日本のEEZ內(nèi)で、海中にワイヤを伸ばしているのが確認(rèn)され、臺(tái)風(fēng)の接近に伴って一時(shí)退去するなどしたものの、7月16日までこの海域で調(diào)査を?qū)g施していたと伝えた。

ROVは有線式で水中カメラやロボットアームを裝備し、調(diào)査船からの操作で海底を掘削して堆積物を収集できる?，F(xiàn)場(chǎng)は沖縄トラフ中部の水深約1000メートルの海域で、銅や亜鉛、その他金屬を含む鉱物資源が豊富だ。「科學(xué)」が以前、沖縄トラフで鉱物資源が眠る熱水鉱床を調(diào)査した際、日本政府は中國(guó)側(cè)に中止を要請(qǐng)したが、「科學(xué)」はこれを無(wú)視して調(diào)査を続けたという。

記事は、こうした報(bào)道を伝えた上で、「科學(xué)」について「中國(guó)で現(xiàn)在、総合的な性能面で最も先進(jìn)的な海洋調(diào)査船だ」とし、総トン數(shù)4700トン、航続距離1萬(wàn)5000カイリ（約2萬(wàn)7780キロ）、航続期間60日と紹介。専門家の話として「ROVや採(cǎi)泥器などの海底探索?サンプル採(cǎi)取のための裝備を搭載し、12級(jí)（風(fēng)速32．7～36．9メートル）の強(qiáng)風(fēng)に耐え、世界でも先進(jìn)的な海洋調(diào)査船だ」と伝えている。（翻訳?編集/柳川）