中國(guó)の陝西省楡林市でこのほど、役人が公用車を私的に利用したとして物議を醸している。7月24日付で華商報(bào)が伝えた。

問(wèn)題の公用車が目撃されたのは7月20日の午前。公務(wù)車両のロゴが張られた黒の普通乗用車からペットと思われる犬が頭を出していた。本來(lái)なら公務(wù)員が公務(wù)で使用する車両であるため、ネットでは「なぜ犬が乗っているんだ？」と物議を醸した。

中國(guó)では近年腐敗撲滅が進(jìn)められる中、公用車の使用についても管理が厳しくなっている。今月初めには北京市政府が、同市の8萬(wàn)臺(tái)余りの公用車に公用車を示すステッカーを貼り、年內(nèi)にGPSを全車に搭載すると発表。公務(wù)時(shí)以外での使用を禁じ、市民による通報(bào)窓口も設(shè)置するなど管理を強(qiáng)化している。

今回の件に関してはすぐに楡林市の規(guī)律検査委員會(huì)が調(diào)査を開始。その後、住民の陳情を処理する部門?信訪局の局長(zhǎng)の公用車であると判明。局長(zhǎng)が公用車で自分の娘を家まで送る手配をしたと同委員會(huì)が明らかにしており、規(guī)律違反として調(diào)査を進(jìn)めている。ネットでは「送り迎えくらいいいんじゃない？」と寛容な聲が聞かれている一方で、「犬が頭を出さなかったら分からなかった」と今回の騒動(dòng)は公用車の私的な利用の氷山の一角であると指摘する聲も聞かれた。さらに、陳情を処理する部門の責(zé)任者の違反とあって、「陳情を処理する部門の責(zé)任者がこの體たらくでは、住民の陳情が反映されないのもうなずける」と皮肉る投稿も寄せられた。（翻訳?編集/內(nèi)山）