2019年1月8日、韓國?東亜日?qǐng)?bào)によると、強(qiáng)盜強(qiáng)姦犯が19年間にわたる逃亡生活の末、公訴時(shí)効が成立したと勘違いして逮捕されていたことが分かった。逮捕直前、家から出てきたイ容疑者は、警察が近付いても平然とした様子でおり、刑事2人に捕らえられ、逮捕狀に書かれた「強(qiáng)盜強(qiáng)姦」の文字を見ても「そんなことをした覚えはない」と言ったという。

記事によると、2018年9月5日に逮捕されたイ容疑者は、1999年にソウルで女性4人を拉致し現(xiàn)金を奪い、性的暴行を加えた4人組のうちの1人だという。イ容疑者を除いた殘りの3人はその年に検挙され、懲役13年から17年の実刑を受けた。しかし、イ容疑者のみ逃亡生活を19年間続けていた。

1999年3月に強(qiáng)盜強(qiáng)姦を犯した翌月、捜査網(wǎng)が近づいてきているのに気づいたイ容疑者は、偽造のパスポートを使用し中國へ逃亡した。イ容疑者が拉致した女性のカードを利用しATMで現(xiàn)金を引き出した姿が監(jiān)視カメラに記録されており、それがテレビに報(bào)道され、すぐに海外へ逃走することを決めたという。イ容疑者は中國へ逃走した後一度韓國に戻り、2000年に再び偽造のパスポートを使用し米國へ逃亡し、日雇いの仕事やマッサージ店などを転々としながら生活していた。

イ容疑者の強(qiáng)盜強(qiáng)姦罪の公訴時(shí)効は15年で、2014年3月には時(shí)効満了になるはずだった。そのため2017年10月に韓國に再入國し、暮らしていたという。しかし、イ容疑者は刑事訴訟法上で「犯人が刑事処分を免れる目的で國外にいる場合、その期間は公訴時(shí)効が適用されない」ことを知らずにいたそうだ。記事は、「逮捕當(dāng)時(shí)も平然と振舞えていた理由は、公訴時(shí)効が切れたと勘違いしていたため」だと伝えている。

警察がイ容疑者の足取りの手掛かりをつかんだのは、2018年3月だった。仁川空港出入國管理事務(wù)所が「怪しい人がいる」とイ容疑者の件を警察に伝えた。2017年10月に韓國に再入國したイ容疑者には出國記録がなく、出國時(shí)に偽造のパスポートを使ったのでは、という內(nèi)容だったという。それを機(jī)に警察はイ容疑者を追跡し始め、今回の逮捕に至った。イ容疑者は2018年9月に強(qiáng)盜強(qiáng)姦罪の容疑で起訴され、現(xiàn)在第1審の審理中だという。

これを受け、韓國のネットユーザーは「すごい警察だ」「犯人を最後まで追跡した警察の方々、お疲れ様」「出入國管理事務(wù)所の職員が警察に伝えたことが、逮捕のきっかけになったね。警察の方々頑張って」などねぎらいの言葉を殘している。

一方、「公訴時(shí)効を無くすべきだ」「公訴時(shí)効が誰のために、なぜあるのかがわからない。犯人らのためにある制度な気がする」「時(shí)効を30年以上に延ばすべき」「こういう犯罪は公訴時(shí)効を無くしてほしい。被害を受けた人の心の傷は一生治らないだろうに」と、公訴時(shí)効の在り方に疑問を呈する聲も寄せられている。（翻訳?編集/仲野）