雲(yún)南省の昆磨高速道路で26日午前、トレーラー式トラックのブレーキが故障して暴走する事故が発生した。待避所を利用して停止を試みたが、運(yùn)転臺部分が待避所の端から飛び出た。乗っていた2人は100メートルの崖に放り出された。中國メディアの新浪網(wǎng)が伝えた。

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事故現(xiàn)場は雲(yún)南省玉渓市內(nèi)にある27キロメートルに渡って坂道が続く部分だ。トラックは坂道を下っていてブレーキが効かなくなり暴走し始めた。長く続く下り道なのでみるみる加速する。ブレーキが復(fù)活する可能性はないと判斷した運(yùn)転手は、ところどころに設(shè)けられている待避所に突入して停車を試みる決斷をした。

待避所に突入した。待避所は急な上り坂になっており、少しでも効率よく減速するように、進(jìn)行方向に対して直角に高さ數(shù)十センチメートルの山と谷を繰り返すように砂利が敷かれている。退避上に乗り入れた砂利に乗り上げトラックは激しく上下動(dòng)した。はねのけられた砂利が周囲に飛び散る。

しかし、車の重量が大きいため、砂利があってもなかなか減速しない。トラックの運(yùn)転臺部分は待避所先端の斜めになったコンクリート壁を乗り越えた。続く荷臺部分は待避所先端の壁を乗り越えず、トラックはようやく停止した。運(yùn)転臺と荷臺部分をつなぐ連結(jié)は幸いにして持ちこたえた。待避所先端部分は高さ約100メートルの崖の上にある。運(yùn)転臺は宙づりになった。

運(yùn)転臺が宙吊りになると同時(shí)に、運(yùn)転手と助手席にいた計(jì)2人はフロントガラスを突き破って車外に放り出された。2人はシートベルトを著用していなかったようだ。車內(nèi)に置いていたさまざまな雑物も前方に放り出された。

待避所の先端には「最後の最後となる安全裝置」として防護(hù)ネットが設(shè)置されていた。放り出された2人は防護(hù)ネットで命拾いをすることができた。その後、駆けつけた交通警察官が2人を救出した。

同事故では乗員のうち1人が車外に放り出される際にガラス片で額を切るなどのけがをした。もうひとりはかすり傷程度で、いずれも命に危険の及ぶ可能性はないという。（翻訳?編集/如月隼人）