2018年7月29日、米華字メディア多維新聞は、中國(guó)でセクハラ問(wèn)題に対して共産黨系メディアが異例の発言をしたことにより、中國(guó)國(guó)內(nèi)のセクハラに対する見(jiàn)方が変わる可能性があると報(bào)じた。以下はその概要。

先日、中國(guó)のネット上で「章文（ジャン?ウェン）氏よ、権利侵害を止めよ」とする長(zhǎng)文が拡散した。その內(nèi)容は、ある中國(guó)の女子學(xué)生が著名メディア業(yè)界人である章文氏から暴行を受けたと告発するものだった。すると、別の作家やメディア関係者も章氏によるセクハラ被害を受けたと名乗り出た。これに対して當(dāng)事者の章氏は聲明を出すが、告発者との関係を否定しないばかりか、相手に責(zé)任を擦り付けるような発言をして世論の怒りを買(mǎi)った。

そんな中、中國(guó)共産黨中央國(guó)家機(jī)関工作委員會(huì)が出している雑誌「紫光閣」が26日、SNS上で異例の発言をした。告発者の勇気を稱(chēng)えるとともに、當(dāng)事者が釈明する際に「被害者の身の上に原因を求める行為は許されない」と警告したのだ。

また、告発者の誠(chéng)意を疑ったり、中國(guó)の業(yè)界にある「暗黙のルール」と性暴力を混同しているなどといった世論の見(jiàn)方に対しても警鐘を鳴らしている。共産黨系のメディアがこの手の問(wèn)題で評(píng)論を発表するのは実にまれであり、「紫光閣」が示した「セクハラはNo、1つたりとて許さない」という態(tài)度は、中國(guó)世論のセクハラに対する態(tài)度をひっくり返す可能性がある。

中國(guó)では、セクハラ事件があまり取り沙汰されることはない。その理由は多く、監(jiān)督?通報(bào)體制の不十分さ、政府による世論のコントロール、社會(huì)のセクハラ被害者に対する寛容性や信頼性の低さなどが挙げられる。今回の共産黨系メディアのツイートによってこの狀況が変わるかもしれないが、セクハラの普遍性を認(rèn)識(shí)するのは最初の一歩に過(guò)ぎず、予防や監(jiān)督體制作り、被害者支援など、セクハラ対策の道のりは長(zhǎng)い。

セクハラにしろ、女性の権利保護(hù)にしろ、実際は個(gè)人のモラルや行動(dòng)で改められる問(wèn)題ではない。社會(huì)が體制や文化的なムードから全體的に変えていかなければならないのだ。この変化が、今日から始まることを望む。（翻訳?編集/川尻）