2012年7月、多くの一般市民が「結(jié)果に納得がいかない」と感じるミスコンテストの選考が続いており、中國で話題が沸騰している。その口火を切ったのが今月6日、第52回ミス?インターナショナル中國大會の重慶地區(qū)代表に選ばれた美女3人だ。選考基準に首をかしげるような人選だったのだが、一般視聴者の関心は現(xiàn)在、その選考結(jié)果からミスコンそのものの黒い背景に移っている。シンガポール紙?聯(lián)合早報の報道。

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中國では日本以上にミスコンテストへの関心が高く、あちこちでさまざまな大會が行われているが、その背景にあるのは「ミスコンはもうかる」という不文律のようだ。前出のミス?インターナショナル中國大會重慶地區(qū)予選を主催した重慶市のテレビ番組制作會社?重慶旅星影視節(jié)目制作有限公司は、60萬元（約750萬円）でこの大會の開催権を手に入れたという。なぜそのような大金を投じてまで…？その理由になっているのが莫大なスポンサー料だ。大會にスポンサーとして名を連ねる企業(yè)は、1社につき500萬元（約6255萬円）を提供しなければならないという。しかし、選考の模様は方々で報道され、そのたびに企業(yè)のPRになるわけだから、企業(yè)にとってその分だけの価値は十分にあるのだという。

こうして続々と集まってくるスポンサーだが、業(yè)界関係者によると、ミスコンテストの開催費用はごく一般的なもので100萬元（約1250萬円）程度。そのうえ、出場者の衣裝やヘアメイク、會場などはだいたいスポンサーが提供してくれるもので、このへんは出費が省ける。どれだけミスコンが「もうかる商売」なのかは想像に難くないだろう。今回、問題となった「不可解な選考結(jié)果」には、主催者あるいはスポンサーの意向が反映したのでは？との疑念を抱かれても致し方ない。(翻訳?編集/愛玉)