2012年7月19日、中國(guó)では長(zhǎng)い夏休みシーズンを利用して子供を海外に遊學(xué)させ、見聞を広めてもらいたいと考える親が増えているという。中國(guó)が経済的に豊かになったことを如実に反映しているこの現(xiàn)象だが、“少々行きすぎ”のケースも散見される。北京晩報(bào)は、地元北京市の小學(xué)校が主催するトンデモナイ海外ツアーの実情をレポートした。

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子どもを市內(nèi)の名門小學(xué)校に通わせている易(イー)さん。彼女の子供は學(xué)內(nèi)の楽隊(duì)に所屬しており、毎年夏休みになると海外へ演奏旅行に駆り出される。しかし、今年の米國(guó)旅行についての説明會(huì)に出席した時(shí)、易さんはその內(nèi)容に疑問を禁じ得なかった。旅費(fèi)は10日間で3萬(wàn)元(約37萬(wàn)円)。別途、米國(guó)內(nèi)での飛行機(jī)移動(dòng)やビザ申請(qǐng)代がかかる。まずはサンフランシスコでストリート演奏を行い、その後は市內(nèi)観光。そしてなぜか、ラスベガスへ飛ぶ。ここで多くの保護(hù)者が「ラスベガスで何をするのか？」と疑問の聲を上げた。學(xué)校側(cè)の説明は「児童専用に解放されるカジノがある」とのこと。カジノ遊びが果たして情操教育につながるものか？不可解である。また、記事中では北京からニューヨークにやって來(lái)た小學(xué)生の一団が、郊外のアウトレットモールで地べたに座って集団でハンバーガーをほおばり、その間に教師たちがブランド店でのショッピングざんまいを楽しんでいたという目撃談も紹介されている。

ある教育関係のサイトがおよそ1000人を?qū)澫螭诵肖盲骏ⅴ螗暴`ト調(diào)査では、およそ半數(shù)がこうした類いの「海外遊學(xué)に反対」と回答した。その理由として、42％が「ただ遊ぶだけで學(xué)ぶことがない」、24％が「費(fèi)用が高い」、19％が「帯同する教師が何も教えない、ただの観光」と答えている。

この夏休み、民間のエージェントを通じ子どもを海外遊學(xué)させようと考えている李(リー)さんの説明では、「民間企業(yè)のツアーを利用すれば學(xué)校が組織する旅行よりもはるかに安く、內(nèi)容が充実している」という。李さんの子供が參加するのは米?フロリダに3週間滯在するプログラム。午前中は語(yǔ)學(xué)などの授業(yè)、午後は校外學(xué)習(xí)で警察や市場(chǎng)などを見學(xué)する。滯在先は現(xiàn)地の一般家庭で、週末のみディズニーワールドなどの娯楽が組み込まれている。費(fèi)用は3週間で3萬(wàn)元。前出の演奏旅行は10日間で同じ金額だから、いかに內(nèi)容が充実して安いかが分かるだろう。(翻訳?編集/愛玉)