2012年7月19日、環(huán)球時(shí)報(bào)によると、ドイツ誌シュピーゲルは17日、中國(guó)とパキスタンを結(jié)ぶカラコルム?ハイウエーの拡張工事から、発展途上國(guó)などのインフラ建設(shè)に積極的に投資する中國(guó)の長(zhǎng)期的な戦略が読み取れると伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

カラコルム?ハイウエーは、中國(guó)?新疆ウイグル自治區(qū)のカシュガルとパキスタンの首都?イスラマバード近辺の都市までの約1300kmを結(jié)ぶ道路。中國(guó)は投資と援助によって、世界各地の途上國(guó)などでインフラ建設(shè)を積極的に展開(kāi)しており、カラコルム?ハイウエーもその中の1つだ。こうした大規(guī)模な投資から、中國(guó)政府の長(zhǎng)期的な戦略―投資と援助によって將來(lái)の利益を確保する―が読み取れる。

カラコルム?ハイウエーの拡張工事が完了すると、中國(guó)はパキスタンにより多くの輸出ができるようになるだけでなく、イランからの天然ガスの輸入が陸路を通じても可能となる。工事関係者は「現(xiàn)在は20フィート（約6．1m）長(zhǎng)のコンテナの通行さえ難しく、冬季は積雪のため閉鎖されるが、拡張工事が完成すると全年通行ができるようになり、40フィート（約12．2m）長(zhǎng)のコンテナも輸送可能となる」と話す。

一方、インドは拡張工事の完成によって中國(guó)がインド洋へ向けて戦車(chē)などの大型軍備を輸送できるようになることに懸念を示している。

中國(guó)は現(xiàn)在、歐米諸國(guó)がすでに撤退したアフリカなどの國(guó)々に積極的に投資を続けている。中國(guó)政府は海外投資に対して、短期的な利益回収を目的としておらず、資源獲得や貿(mào)易拡大など長(zhǎng)期的なメリットに著眼している。（翻訳?編集/HA）