2012年7月19日、中國の漁船が日本やフィリピン、韓國など各國で拿捕される事件が相次ぐ中、中國の國境警察官が自身のブログで「実は中國漁民が決まりを守らないことが原因」と指摘した。

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中國人ブロガー「龍江人」さんが、中國のブログサイト?網(wǎng)易博客で実情を説明した。近年、中國漁船が日本、フィリピン、ベトナム、韓國、北朝鮮、ロシアなどで拿捕される事件が多発、その度に中國國內(nèi)で強い反発が起きているが、「冷靜になって欲しい」と呼び掛ける。

昨年末、中國漁船の船長が違法操業(yè)を取り締まっていた韓國海洋警察の警察官を刺殺する事件が発生、韓國の法律に従って実刑が言い渡された。中國側(cè)は激しく抗議したが、地図を見れば分かる通り、拿捕された場所は中國海域からかなり遠い排他的経済水域（EEZ）だ。中國漁船がなぜ危険を冒してまでそんな遠くにまで行ったのか？

その理由は、膨大な漁業(yè)人口に対し、中國近海では漁業(yè)資源がどんどん減っているからだ。それは、海だけでなく川でも同じこと。筆者は仕事の関係でよく、ロシアとの國境を流れるウスリー川に出かけるが、そこでは漁民が目の細かい網(wǎng)を使い、稚魚まで捕っていた。筆者が黙って稚魚を川に帰すと、漁民たちは驚いてその理由を聞いてきた。

「こんな小さな魚、骨と皮だけだよ！大きくなるまで待った方がいい」と答えたが、その前に誰かに捕られてしまうのが心配だという。彼らはよく「大きい魚が捕れない」とぼやくが、魚が大きくなる前に捕り盡くしてしまうのだから當たり前だ。

近隣各國ではこんなことはあり得ない。漁業(yè)資源の保護に細心の注意を払っている。なぜ、中國漁民が國境を越えて逮捕される事件が多発しているのか。それは、あちら側(cè)には魚がたくさんいるからだ。つい目先の利益に目がくらみ、危ない橋を渡ってしまう。

どうか、中國漁民の1人1人に考えてもらいたい。君たちが國境を超えて操業(yè)することで、確実に國のイメージや民族の気骨を損ねている。祖國に多大な迷惑をかけているのだ。まずは、漁業(yè)資源の保護から始めよう。そして、法律はきちんと守っていこうではないか。これ以上、同じ過ちを繰り返さないように…。（翻訳?編集/NN）