中國(guó)メディアの封面新聞は3日、四川省遂寧市の涪江にある過(guò)軍渡ダムが2日に放水を?qū)g施したところ、下流で水遊びをしていた女性と9歳の女の子が流れに巻き込まれて行方不明になったと報(bào)じた。川への立ち入りは禁止されていた。

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過(guò)軍渡ダムは大雨の影響で7月11日にも大規(guī)模な放水を?qū)g施した。ダム下流では泥などが押し流され、きれいな砂地や巖石が出現(xiàn)。インターネットで「中國(guó)のモルジブ」とも紹介され評(píng)判になり、遂寧市外からも大勢(shì)の人が訪れるようになった。水遊びをするだけでなく、水著姿でポーズを取って撮影に臨む女性もいた。

ダム下流には「自分の命を大切にし、一家の幸福を守るため」として「川に入って體を洗ったり泳いだりしないでください」との表示があり、係員が巡回して川に入らないよう呼び掛けているが、多くの人が無(wú)視して川で水遊びをしていた。

ダムが放水を決めたのは午後7時(shí)20分ごろだった。上流で大雨が降ったため必要と判斷したという。ただし、すぐに放水したのではなく、30分後に放水すると警報(bào)を出した。それでも水遊びを続けていた人がいたという。

水流に巻き込まれた女性は、11歳の息子に連れて現(xiàn)場(chǎng)を訪れていた。川には知り合いの9歳の女の子がいたので、3人で遊んでいた。水量が急に増えだした時(shí)、女の子がまず押し流された。女性は救おうと向かったが、さらに大きな波に巻き込まれ、2人とも姿が見(jiàn)えなくなった。女性の息子は無(wú)事だったが、母親らの姿が見(jiàn)えなくなったので、しばらく茫然としていたという。近くにいた人が聲をかけ、攜帯電話を貸して父親に連絡(luò)させた。

通報(bào)を受けた警察が駆けつけて付近を捜索したが見(jiàn)つからず、暗くなったので作業(yè)をあきらめた。翌3日には陸上と水面上からだけでなく、フロッグマンを出動(dòng)させての水中の捜索や、無(wú)人機(jī)を飛ばせての空からの捜索も行った。同日午後8時(shí)過(guò)ぎに発表された封面新聞の記事は、2人は現(xiàn)在も行方不明のままとした。（翻訳?編集/如月隼人）