中國が「超高速飛行體」の実験に成功=同國初のウェーブライダー式、次世代ミサイル技術(shù)で米國に対抗か

Record China    2018年8月5日(日) 7時0分

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中國航天科技集団傘下の空気動力技術(shù)研究院は3日、超高速飛行システム「星空-2」の飛行実験に成功した。中國で初めてウェーブライダーと呼ばれる方式の飛行を?qū)g現(xiàn)したという。寫真は星空-2を搭載したロケットの打ち上げ。

中國メディアの捜狐によると、中國航天科技集団傘下の空気動力技術(shù)研究院は3日、超高速飛行システム「星空-2」の飛行実験に成功した。中國で初めてウェーブライダーと呼ばれる方式の飛行を?qū)g現(xiàn)したという。米國への対抗を念頭に置く次世代型ミサイル開発の一環(huán)の可能性がある。

星空-2はロケットに搭載され、3日午前6時41分に中國北西部の「某射撃場」で打ち上げられた。打ち上げ後約10分後には切り離された星空-2が自ら飛行を始め、予定の場所に落下した。星空-2は高度30キロメートルでマッハ5.5~6の速度で400秒以上飛行した。各種データの取得も行うこともでき、実験は成功を収めたという。

星空-2の特徴は、中國で初めてウェーブライダーと呼ばれる方式で飛行することだ。ウェーブライダーとは超音速飛行時に発生する衝撃波によって圧縮された空気により揚力を得る飛行形態(tài)を指す。これまでに飛行の成功が確認されている機體には米國でテスト機として開発されたX-51がある。

X-51の場合にはB-52爆撃機から発射され、2009年から13年にかけて4回の飛行実験が実施された。実験が成功したとみられているのは4回目の実験で、速度はマッハ5に達したという。

捜狐によると、空気動力技術(shù)研究院が開発に著手して星空-2の飛行実験に成功するまでに要した時間は3年間だった。

同研究院によると、ウェーブライダーによる安定した超高速飛行、摩擦熱の放出システム、高度3萬メートルという空気の密度が比較的薄い空中を超高速で飛行しながらのロケットとの安定した分離などの課題を克服したという。

米國のX-51は超高速飛行に適したスクラムジェットで推進したが、星空-2のエンジンについては伝えられていない。

現(xiàn)在のところ、地球上の遠く離れた地點への攻撃手段として一般的なのは大陸間弾道ミサイル(ICBM)などだ。弾道ミサイルの場合マッハ20程度に達する場合があるが、大気圏外では軌道を変えにくいことが防御手段の開発に結(jié)びつくことになる。

米國やロシアは、大気圏內(nèi)を超高速で飛行するミサイルを次世代型ミサイルと位置付け開発を進める意向だ。中國の星空-2は米國との対抗を念頭に置く、次世代ミサイル開発の一環(huán)と考えられる。(翻訳?編集/如月隼人

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