Record China 2012年7月22日(日) 7時(shí)32分
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平和な世界を願(yuàn)う、オーケストラ付き男聲合唱曲「最後の手紙?The Last Message?」の演奏會(huì)(大友直人指揮、六本木男聲合唱団倶楽部、東京交響楽団)が東京?港區(qū)のサントリーホールで開催され、満員の聴衆(zhòng)約2千人が感動(dòng)を共有した。
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2012年7月18日、平和な世界を願(yuàn)う、オーケストラ付き男聲合唱曲「最後の手紙?The Last Message?」の演奏會(huì)(大友直人指揮、六本木男聲合唱団倶楽部、東京交響楽団)が東京?港區(qū)のサントリーホールで開催され、満員の聴衆(zhòng)約2千人が感動(dòng)を共有した。
【その他の寫真】
第2次世界大戦で亡くなった、日本、中國、朝鮮、米國、ソ連、ドイツ、フランス、イタリア、英國、ポーランド、トルコ、ブルガリアの12カ國13人の、死を前にした「最後の手紙」をもとにした13曲。それに、各國語で「私たちに平和を與えてください」という祈りを歌う終曲が付く。
「いのちの祈り」ともいえるこの曲は作曲家?三枝成彰氏が、自ら団長を務(wù)める六本木男聲合唱団倶楽部(総勢159人の市民合唱団)10周年のために、書き下ろした作品?!笐闋帳蛟鳏?、かつ平和を望み、祈る姿は世界共通であり、全人類がその姿勢を共有しようという、祈りと願(yuàn)いを曲に込めた」という。2010年に東京で初演されて以來、世界中で大きな反響を呼び、2011年11月にはジュネーブで公演、好評(píng)を博した。來年にはロシアのヴォルゴグラード(舊名スターリングラード)での演奏が予定されている。
第二次世界大戦で亡くなった人々の最後の手紙が、1961年に『人間の聲』という一冊の本として出版された。どの手紙も、殘酷な戦爭とそれによって愛する家族との絆が裂かれることが二度と起こらないように願(yuàn)うものばかり。三枝氏は東京蕓大時(shí)代に和訳されたこの本を読んで以來、彼らの生きた聲を、音楽の形で後に続く世代に殘したいと思い続けてきた。多くの手紙の中から13通の手紙をもとに作曲、「戦爭で命を落とした人びとの思いが、この作品を通じて、世界に平和をもたらすことを切に願(yuàn)ってやみません」と同氏は語っている。
レジスタンスで捕まり処刑された、フランスの16歳の少年の「最後の手紙」は「兵士たちが僕を連れに來ます。僕の字は少し震えていて、読みにくいかもしれません。それはえんぴつが短いせいです。死を恐れて怯えているのではありません。ささやかな蔵書はお父さんに。思い出のコレクションはお母さんに。一生懸命勉強(qiáng)した教科書は弟に。大切な日記は愛しいジャンヌに贈(zèng)ります」。中國兵は「服に涙が落ちる。誰も過去の日々を忘れることなど出來はしない。母に別れを告げなければならない時(shí)が來る」と辭世の手紙をしたためた。
日本人兵士は「日曜日の朝、思うのはいつもお前のこと。お前のまつげにそっと觸れ、靜かに抱いていたい。日傘をさし、青いプリンセスのワンピースを著たお前の夢を見た」と妻に宛てた。アメリカ兵は「戦爭は地獄だ、地獄だ」と叫び、イギリス兵は「神よ、僕たちに力を與えてください。僕たちが造ったものが世の中の役に立つものとなり、決して僕たちの支配者にならないように」と訴えている。
この曲は戦爭の悲慘さをアピールする総合蕓術(shù)といえる。當(dāng)然ながら、悲嘆にあふれた曲がほとんどで、男聲合唱と管弦楽が、激しく、時(shí)には切々と「絶望」と「別れ」を表現(xiàn)する。特に殘された人への思いがヴァイオリンなどで悲しく美しく奏でられ、心に染みた。
舞臺(tái)上のスクリーンに、英語と日本語でそれぞれの「最後の手紙」が映し出された。時(shí)折、露木茂氏などによるナレーションも入り、會(huì)場內(nèi)には思わず涙ぐむ姿も。演奏の最後にスクリーン上に、第二次世界大戦での各國別のおびただしい犠牲者數(shù)がつぎつぎ明示されたあと、「全世界で7千萬人」の數(shù)字が冷酷に浮かび上がった。會(huì)場內(nèi)には各國大使や內(nèi)外著名人も目立ち、休憩をはさまず1時(shí)間45分ぶっとうしの演奏にもかかわらず、聴衆(zhòng)は最後まで熱心に耳を傾けていた。
東京?池袋の日本語學(xué)校で中國人などアジアからの留學(xué)生に日本語を教えているという、聴衆(zhòng)の男性は「とても有意義で様々なことを考えさせる內(nèi)容でした。授業(yè)でも、戦爭を知らない生徒たちに教えたい」と感慨深げだった。
この公演に參加した同合唱団メンバーの弁護(hù)士は「音楽を通じて、戦爭の悲慘さを改めて認(rèn)識(shí)し訴える意義があると思い、これからもこの曲を歌い続けたいと考えています。來年はロシアに行きますが、そのうちに中國にも行くことができればと思います」と語っていた。(取材?編集/HY)
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