現(xiàn)地時(shí)間の8月2日、米アップル社は株価が2．92％値上がりし、1株207．39ドルでこの日の取り引きを終え、時(shí)価総額が1兆ドルを超えて、米國(guó)で株式取引の歴史が始まってから時(shí)価総額が1兆ドルの大臺(tái)を超えた初の上場(chǎng)企業(yè)となった。経済日?qǐng)?bào)が伝えた。

同期の中國(guó)A株市場(chǎng)で時(shí)価総額最高の企業(yè)は中國(guó)工商銀行で、時(shí)価総額は1兆9400億元（約2860億ドル）。つまりアップルの時(shí)価総額は工商銀3．5個(gè)分だということだ。

アップルの株価はなぜこれほど上昇したのだろうか。明らかな要因としては、まず2008年の國(guó)際金融危機(jī)以降、米株式市場(chǎng)は底を打ち、調(diào)整を経て一人勝ちの狀態(tài)になり、9年に及ぶ強(qiáng)気市場(chǎng)の時(shí)期に突入したことがある。ダウ?ジョーンズ工業(yè)株価平均は09年に6469．95の最安値をつけてから、現(xiàn)在は2萬(wàn)5462．58まで上昇しており、このことが個(gè)別銘柄の上昇に向けた良好な市場(chǎng)環(huán)境を形成している。次に米國(guó)経済が力強(qiáng)いことがある。米商務(wù)省が発表した最新のデータによると、米國(guó)の第2四半期の実質(zhì)國(guó)內(nèi)総生産（GDP）の速報(bào)値の前期比年率換算は4．1％で、予想の4．2％には及ばなかったが、4年ぶりの最高を更新した。大規(guī)模減稅政策が企業(yè)の利益への期待を高めたと同時(shí)に、消費(fèi)ニーズを活性化した。さらに年初以來(lái)、アップルが2回にわたり大規(guī)模な自社株買いを行い、投入資金が430億ドルに達(dá)したことがある。自社株買いによって1株あたりの純利益を計(jì)算する時(shí)の分母が縮小し、収益が増加するため、これが最近のアップル株上昇の主要因とみられている。

だが分析してみると、たとえばクアルコムやJPモルガン?チェースなども大規(guī)模な自社株買いの計(jì)畫を発表している。そこで上記要因のうちマクロ経済の改善以外のものは、説得力に限界があるといえる。それでは市場(chǎng)のアップルに対する高評(píng)価をどのように解釈すればよいのだろうか。

古典派経済學(xué)の理論では、株価は企業(yè)の將來(lái)に期待される?yún)б媪Δ颥F(xiàn)在価値に置き換えたものだ。アップルは確かに非常に高い収益力を示している。アップルが発表した第3四半期（18年4～6月期）の決算によると、売上高は同17％増加して532億7千萬(wàn)ドルに達(dá)し、利益は同32％も増加して115億2千萬(wàn)ドルに達(dá)し、売り上げも利益も市場(chǎng)の予想を上回った。今年5月に米経済誌フォーブスが発表した米國(guó)企業(yè)トップ500社番付で、アップルは純利益が約484億ドルで、「最も稼いだ企業(yè)」になった。

アップルの収益のよりどころとなっているのは消費(fèi)者を方向性とした迅速で持続的な革新（イノベーション）の能力だ?！?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=iPhone'>iPhone」（アイフォーン）が登場(chǎng)して、スマートフォンの定義を更新し、人々の情報(bào)の世界との関わり方が根本的に変化した。その後、アップストアや人工知能音聲アシスタントのシリなどを相次いで打ち出し、iPhoneも次々い新製品を投入した。

アップルは攜帯電話産業(yè)の革新の方向性を主導(dǎo)し、「革新」の代名詞となり、「アップル」ブランドが成立した。ビッグブランドであることは投資の神様ウォーレン?バフェット氏が支持する優(yōu)れた企業(yè)が備える「経済の堀」の1つであり、當(dāng)該企業(yè)が他社の同類製品との差別化を図ることを可能にし、唯一無(wú)二の存在であることを保障するものになる。

バフェット氏によると、「アップルは消費(fèi)財(cái)メーカーの意味合いがより強(qiáng)い。消費(fèi)者が1つでもアップル製品を買えば、アップルは顧客を1人獲得するのであり、まだ未開発の大きな市場(chǎng)が橫たわっている」という。この見方は最新の決算でも確かめられている。アップルのソフトウェアとサービス業(yè)務(wù)の収入が著しい伸びを示し、アップルは単一のハードウェアで市場(chǎng)を席巻する企業(yè)から複數(shù)の業(yè)務(wù)を手がける企業(yè)へとモデル転換を遂げつつあり、このことが「アップルの営業(yè)収入はハードへの依存度が高すぎるのでは」といった市場(chǎng)の懸念の解消に役立っている。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KS）